クルマ散策:オートサロン2018雑感

Event_171222003メーカーがオートサロンに本格参加するようになって数年経ち、おおよその取り組み加減が見えてきた。

その方向がスポーティだったりレジャーだったりの違いはあっても、大半は市販車の「そこそこ」なカスタマイズに収まる。つまり、いつもよりちょっと凝ったオプション装着車という。

スズキの「スイフトスポーツ・オートサロンバージョン」は、マットな塗装が野性味を感じるけど基本的には化粧直しだし、スバルは「VIZIV パフォーマンス」というコンセプトカーをベースにした点が異なるものの、やっぱり化粧違いの範囲内だ。

ダイハツは懐かしいデトマソを「スポルツァ」名で復活させたけれど、何せベースがミラ・イースだのブーンなので、どう見ても横に置かれた昔のシャレードに目が行ってしまうのが残念。

Photoその点、マツダの「カスタムスタイル」シリーズは実にキレイにまとまっているものの、じゃあ、これをわざわざオートサロンに展示する意味がどれだけあるのか?は結構疑問だ。

セレナの「オーテックコンセプト」は期待のe-Powerを載せているけれど、そもそもニスモとの棲み分けが不明瞭。若干表現が違うのはわかるけれど、どちらも走り・スポーティ路線なのはどうなんだろう。

メーカーがこうしてオートサロンを市販車宣伝の場と位置づけるのは理解できるけれど、個人的には、メーカーだからこそ高い技術力を生かしたユニークなカスタムカーを期待したい。

たとえば、ホンダアクセスの「ReZ」がいい例だ。CR-Zベースはいかにも無理矢理感があるけれど、それでもメーカー系列らしいテーマはちゃんとあるし、作り込みもしっかりしている。

Img_4007_2各メーカーがそういう視点で新しいカスタムカーを提案すれば、オートサロンとしての独自性が一気に上がるし、もちろん見る側の満足度も高くなる。

ただ、そこにはメーカーとして相応のデザイン力は必須だ。少なくとも、トヨタの「GRスーパースポーツコンセプト」みたいな滅茶苦茶なスタイルでは、満足どころか逆効果になりかねないんである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

クルマ散策:カー・オブ・ザ・イヤー雑感

Photo_2なにも残念なのは、東京モーターショーだけじゃない。

2017-2018のカー・オブ・ザ・イヤー=COTYがボルボXC60となって、巷の媒体では選考委員が本音を出した云々が語られているけれど、まあ何を言っているのかなあと。

昨年も書いたけれど、第1次選考の「10ベストカー」が各メーカーからご丁寧に1台ずつ選ばれるという規定に、委員から異議が出されない時点でこの賞は終わっている。

たとえば、TVK系列で放送中の「クルマで行こう」のCOTY特集では、「選考は、この1年に発売されたクルマの中から、60名の委員の投票で上位10台を決める」という図入りの解説が流された。

10ベストカーの「忖度」は世間の常識じゃないから、その仕組みを省いた解説は明らかに視聴者へ間違った認識を与えてしまう。そんなことは司会のジャーナリストは元より、スタッフだって理解している筈なのに。

いや、それどころか、出演者ふたりの個人的オススメ3車の中に、カムリの煽りで外れたトヨタのCーHRが挙がっていたのは、もはや冗談としか思えない感じだ。もう、無意味の無限ループなんである。

さらに、日産とスバルが辞退した今回は、なおのこと意義が霞んだ方向だ。不正検査自体の問題点はともかく、辞退を選択するメーカーが同時に2社もあったのなら、僕は今年のCOTYを見送るべきだったとすら思う。

だから、いつになく狭められた候補から外国車が選ばれたからといって、評論家の本音云々を言われてピンとくる筈もない。もちろん、何でこの10台が候補?という現状は、ジワジワと賞の存在をユーザーから引き離す。

権威というのは、見る側の想定を大きく上回る内容が、かつ客観的に展開されて初めて生まれるもの。そう思えば、いまのCOTYは見事に真逆な存在じゃないか。

来場者数が減っているのに、「そうは思わない。自分が行ったときは若者で賑わっていた」などとワケの分からないコメントを評論家が書く。そういう東京ショーが傾くのが当然なのと、どこか似た話だと僕には思える。

つまり、専門家が寄ってたかってダメにしているという点で。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

クルマ散策:今年もよろしくお願いいたします。

Photoあけましておめでとうございます。

昨年は自分の稚拙なコラム等にお付き合いをいただきまして、誠にありがとうございました。

年明けは、何と元日の朝に新車を買う夢を見ました。国産車か外国車か記憶がないのですが、新しく出た大きめのセダンに飛びついたような感じです。まあ、いつまでも30年前のクルマばっかり乗っているな・・・ということなんでしょうか。

昨年は新車のデザイン取材に加えて旧車のコラムが入り、記事の数はほぼそちらがメインになりました。正直、こんなに続くとは思っていませんでいたね。

個人的にはブログでのコラムも定期的に書きたいと思っていますが、この1年くらいサラリーマンの方がいきなり忙しくなってしまい、昨年はあまりかけませんでしたね。今年も忙しいのは変わりそうもないですが、そこは反省点として頑張ります。

もちろん、新車が出た時はデザイン取材を継続します。年末にはスズキから2車種出ましたので、まずはそこからになるでしょうか?

それでは、今年もよろしくお願いいたします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クルマ散策:クロスビー発表会へ出掛ける

Photo今日、スズキの新型クロスビー発表会へ行って来ました。

会場は何と先日のスペーシアとまったく同じところ。12月の駆け込み2車発表会ということで同時に確保したのでしょうか?

まあ、誰がどう見てもハスラーの拡大版なわけで、質疑応答でも「軽の拡大版ということで不利はないのか」「市場の食い合いはないのか」など、そちら方面の質問が多かったですね。

もちろん、例によって社長なり開発スタッフは「これはまったく違うクルマです」「ハスラーの拡大という認識はない」という回答に終始しました。このあたり、もっと柔軟に答えた方が面白くなるのでは?と思いますが、やっぱり形式的になっちゃいますね。

ところで、クロスビーは全車1リッターターボエンジン+マイルドハイブリッドというのは意外でした。後席乗車の想定やコンセプトとおりの「楽しい走り」を想定すれば当然なのですが、何となくNAもあるのかなと思っていましたので。

それにしても、スズキの小型車はソリオにフルハイブリッド、イグニスがNAのみ、バレーノはターボなど、車種によって結構エンジン構成が異なります。もちろん、それぞれの性格に合わせての発想なのでしょうけど、ちょっと分かりにくいですね。

個人的には、1リッターターボまたはフルハイブリッドの2本立てで統一したほうがスッキリすると思うのですが。

それでは、記事になりましたらここでお知らせいたします。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

クルマ散策:スペーシア発表会に出掛ける

Photo今日は、スズキの新型スペーシア発表会へ行って来ました。

ご存知のとおり、新型は東京モーターショー出展済だったので、スーツケースをモチーフにした内外装はすでに周知のものでした。ただ、会場には多くの展示があり、色のバリエーションなどは発表会ならではでしたね。

N-BOXが独走状態のトールワゴン。今日も質疑応答では各新聞会社の記者さんからは、そのあたりの認識を問う質問が多かったのが印象的です。このあたり、ホンダを持ち上げつつ、しかし販売台数の差について具体的は触れませんでした。

こうした大きな発表会では、応答もかなり形式的なものになりがちです。なので質問と噛み合わないこともごく普通にあります。

しかし、「どうしてN-BOXに追いつけないのでしょう?」なんて質問には、もっと腹を割った回答をした方がある種の賛同を得られると思うんですけどね。若干のウィットを込めて。

そういう器の大きさを示せば、新社長も名物会長とは違ったポジションを得られるんじゃないでしょうか?

では、記事になりましたらここでお知らせします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クルマ散策:東京モーターショー開催です

Photo今日、東京モーターショー・プレスデイに行って来ました。

会場時間前後の不案内、残念なプレスセンターなど、相変わらずな運営はともかく、取りあえず取材に出掛け、無事終了しました。

今回はアメリカ、イギリス、イタリアが不参加なのに加え、ビッグサイトに新館が追加されたこともあり、とくに国産メーカーは結構ゆったりしたスペースを確保していましたね。それでも絶対的には狭いのですが、歩き回っての取材には助かることもあります。

東京ショーは「先進技術見本市」的な方向を模索しているようで、実際TVニュースの取り上げ方もそんな感じです。ただ、実際に会場に訪れれば、やはり面白いクルマがどれだけあるかが重要で、そこは肝心なところです。

その点、今回はホンダ、ダイハツ、スズキ、マツダは頑張っていたと思います。トヨタはどうもチグハグというかまとまりがないというか。日産はリーフばっかり置いてあって、国内商品が手薄なことが明白なブースになってしまいました。

取材内容については、記事が掲載されましたらここでお知らせします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クルマ散策:ルノー・メガーヌ発表会へ行く

Img_1004昨日、ルノーの新型メガーヌ発表会へ出掛けてきました。

会場は六本木ヒルズ。オープンスペースにハッチバックとワゴンの2台が置かれ、道行く人も普通に見られる感じ。このあたり、日本車の発表かと違い、一般の人にも見てもらえるなら、かえって宣伝になっていいということでしょうか?

もちろん、派手な音響も凝った映像もなく、実にコンパクト。さらに、用意されたイスもわずかで、多くが立ち見という割り切りのよさです。

クルマ自体は、もう色々なサイトでご覧になったかと思います。ルーテシアやトゥインゴの変化に比べると、かなり先代のイメージを踏襲したモデルチェンジですね。個人的にはもっと大きな変化を想像していました。

じゃあ、たとえばデザイン的な評価はどうかと考えると、なかなか答えが見つけにくいクルマではありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クルマ散策:日産リーフ発表会へ出掛ける

Photo今日、日産の新型リーフ発表会に行って来ました。

会場は幕張メッセ。何でそんな遠いところで、と思っていたわけですが、これがまあバカバカしいくらいに広い会場で、ステージはもちろん、椅子は恐らく数千席はあったんじゃないかと。

入場した瞬間は、ドリカムのライブか24時間テレビの武道館?な感じでした。

これは、午前のメディア向けに加え、午後には日産本体関係者、そして全国の販売店関係者も呼んでの一大イベントがあるからだそう。

そりゃあ、いまや電気自動車は欧州の動向など実に旬なクルマなわけですが、それにしてもたった1車種のためにこれほどのイベントを行って大丈夫なのか?と心配になるほどでしたね。当然、演出の映像も音響も凝りまくり。

2で、このステージだけではなく、隣のホールには技術、デザインなどテーマ別にブースが設けられ、それぞれに車両や展示物を用意、多くのスタッフが待機するという力の入れよう。一体何人の社員が動員されたんだと思えるくらいです。

まあ、旬ということで、NHKを始めとして今晩は多くのニュース番組でその様子が紹介され、何とか元をとれたのか?と思えなくはないですが。

ということで、リーフ自体の話は後日まとめたいと思います。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

クルマ散策:ホンダ・Nボックス発表会に行く

Photo夏冷えの今日、ホンダの新型Nボックス発表会に出掛けてきました。

何しろ軽ナンバーワンの売れ行きですから、あまり広くない会場には報道陣がびっしり。質疑応答も、いつもよりも増してマーケット方面の質問が多かったと思います。

個人的に興味を持ったのは、Nシリーズのロゴを始めとしたブランディング全般を手掛ける、アートディレクターの佐藤可士和氏が登壇したことでしょうか。

Nボックスがモデルチェンジし、ある意味Nシリーズも第2章に入ると。であれば、ブランディングも次のステージへ、ということのようですね。実際、CMにも使われる「N for life」のコピーのもと、各種Nグッズも開発され、会場に展示されていました。

佐藤氏のようなクリエイターが企業や地方伝統工芸などをブランディングするのが、いまやちょっとした流行りです。とくに地方に眠る伝統技術を掘り返す動きは活発で、なかなか興味深いものも少なくありません。

しかし、これがクルマというになると結構厳しい、というかあまり成功例を見たことがないですね。もちろん、Nシリーズの知名度は高いですが、商品が一様にヒットしているわけではありません。

ユニクロやセブンイレブンに匹敵するようなブランディングが成功するか? これには相当強い商品企画のコントロールが必要になると思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

クルマ散策:いすゞプラザへ出掛ける

Photo今日は、この春にオープンしたいすゞプラザまで取材に行ってきました。

すでにいろいろな媒体で紹介されていますので、皆さんはよくご存じかと思います。

僕も以前から行ってみたいとは思っていたのですが、どうせなら何かの記事にできればいいなと。それが今回ようやく実現した次第です。

館内は一般の見学者の他、どうやら小学生の社会見学先になっているようで、多くの子供たちの姿がありました。また、当然ですがいすゞ社員の見学も多いようですね。

今日の取材が記事になりましたら、またここでお知らせしたいと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧