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雑誌記事:ネオ・クラシックカーデザインコラム輸入車版の掲載です

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ネオ・クラシックカーのグッドデザインコラム、輸入車編が掲載になりました。

22回目の今回は、メルセデス・ベンツのミディアム・クラス(W124)です。

個人的には190シリーズのコンパクトさに惹かれますが、この124も絶妙なサイズ感ではありますね。それと、今回もう一度よく見直してみて、190に比べて面の質感がこんなに進化していたんだと再認識しました。いわゆるサッコプレートが付いた後期型も高級感が上がっていいですが、初期型の素材色バンパーやモールもいい雰囲気だと思います。

自動車評論家が愛車にしていたり、雑誌の長期リポート車になっていたりと、いまだ絶大な人気のあるクルマですが、あまりデザインで語られないのはチョット寂しいですね。

では、お時間がありましたら下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

 https://clicccar.com/2020/02/25/956805/

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雑誌記事:ネオクラシックカーデザインコラム輸入車編の掲載です

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ネオ・クラシックカー・グッドデザインコラム、輸入車編が掲載になりました。

21回目の今回は、アウトビアンキY10です。

実際にはランチアのクルマですが、日本など一部でアウトビアンキの名前を使ったというクルマですね。最初に見たときはイデアのデザインかな?なんて思っていたんですが、フィアットデザインセンターの作でした。今回記事を書くにあたっていろいろ調べたところ、コンペにはピニンファリーナもイタルデザインも参加していたらしいですね。

この後のイプシロンも面白いスタイリングでしたが、今回はいかにもネオなY10とした次第です。

よろしければ下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

 https://clicccar.com/2020/02/20/956082/

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新車心象風景:スズキ・ハスラー

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クルマ、とくに日本車のデザイン開発は面白いなあ、と思うんである。

新型ハスラーは「ヒット作の2代目は成功しない」のジンクスをはねのけ、うまいこと着地したんじゃないかなと思う。スタイリングの方向性は変えたけれど、どこから見てもハスラーだし、大きな破綻もない。

そこで興味を持ったのは、むしろその過程だ。

各自動車メディアのデザイン開発記事でも紹介されているとおり、新型のデザインは開発途中で大きく方針転換、つまりは仕切り直しをしている。ユニークな初代のイメージを念頭に描かれたスケッチにより、一旦は最終モデルまで進んだものの、役員の了承は得られなかったそう。

そこでのデザインチームの反省は「コンセプトの深堀りができていなかった」ということらしい。有り体に言えば、何となく進めてしまったと。

で、チームは最近のアウトドアやそれに付随するコトやモノの再検証を進めることになる。各々街に繰り出し、アウトドア的な遊び方、食、ファッション、小物などの「いま」を感じ、あらためて「いまのアウトドア」を構築し直した。機能性や道具感を強調した新型はその具体的な回答だ。

興味を持ったのは、やっぱりそういう、いかにもなマーケティングをとおした新しいコンセプトを組み立てないとスタイリングはできないのか、という点なんである。言い方を変えれば、そんな「いま」を掴んだからこそ新型はカタチになったのか、と。

クルマの開発には莫大なお金が掛かるわけで、もちろん失敗は許されない。それはエンジンやシャシー、ボディなどすべての開発者にかかるプレッシャーでもあり、それぞれが頭をひねって最良の結果を目指している。

その中でも販売の成否の大きな部分を占めるのがスタイリング。となれば見るからにいい加減な進め方はできないわけで、デザイン部内はもちろん、社内全体もが納得できるコンセプトを組み立てなくてはいけない(らしい)。

ただ、そこで僕が気になるのが、1+1=2、A+B=Cといった「理路整然と説明できる」テーマや、「ようやく新しさを見つけた」みたいに、正解探しのようなものが必須なのか?ということだ。

 

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以前もここに書いたことがあるけれど、あるコンパクトカーは6角形をテーマにしていて、なるほど内外装に6角形が多用されている。当然デザイナーさんの説明や資料に破綻はなく、その6角形の説明が明快に行われていた。これなら企画会議も通しやすかっただろう。

けれども、当たり前だけど肝心なのはコンセプトが説明しやすいとか新しいとかではなく、優れたスタイリングかどうかなんである。どんなに口上が素晴らしくても、デザインに魅力がなくては何の意味もない。

新型ハスラーは、仕切り直しの市場調査で「ああ、いまどきは本格的なアウトドア・テイストがこんなにも生活に溶け込んでいるのか」という現状に気付き、無事新しいテーマを見つけることができた。そのストーリーは実に分かりやすい。

ただ、あえて言えば、そういうことじゃなく、ヒットした初代の2代目として、もっと素直でストレートに「こういうスタイルで行こう!」という採用案が出てこないものかと思うんである。世間や流行、あるいは資料の出来云々ではない次元で。

もちろん、何とかルックとか妙なフィロソフィに沿ったものでも困るんだけど、先代の特徴や自社商品の歴史など、より俯瞰的な視点を持って、もっと本質的なところで新しさや個性を考えてもいいんじゃないか? そういうところに時間を使った方がいいんじゃないか?

ハスラーの開発ストーリーは、そんな思いを想起させたんである。

 

 

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雑誌記事:ネオ・クラシックカーのデザインコラム輸入車版の掲載です

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ネオ・クラシックカーグッドデザインコラムの輸入車版が掲載になりました。

20回目の今回はボルボ780です。

ベースとなった700シリーズはスクエアなボルボのイメージを強固にしましたが、クラシックな人気でいうと断然240エステートあたりですから、そういう意味でこの780はなかなか話題に上がってこないクルマですね。

しかし、80年代当時のボルボ車を見直すと、このイタリアンクラシックなクーペボディは素晴らしいですね。少量生産が前提だったらしいですが、トップモデルをベルトーネに依頼したのは興味深い提案です。

それでは、よろしければ下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2020/02/16/955165/ 

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新車心象風景:ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ

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これもまた、売れているんだからいいじゃないか、という話かもしれない。

新型ロッキー/ライズが残念なのは、お察しのとおり2017年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「DNトレック」の出来がとてもよかったからだ。もともと、ダイハツのコンセプトカーは毎回ユニークな提案が多いけれど、その中でも「DNトレック」は完成度が高かった。

コンパクトSUVとしてバランスの良いプロポーション。無駄なラインがなく適度な張りのある面、前後でイメージを統一したランプ類。これらが市販前提と思えるまとまりのよさで置かれているのを見て、実車の発表を楽しみにしていたんである。

ところが、昨年のモーターショーに展示された量産型を見て愕然とした。というか、最初はそれがロッキーには見えず、数秒経って「え?」と。

すでに媒体のデザイナー・インタビューに書いたとおりだけど、シンプルで清潔感のあった「DNトレック」が失敗したアウディみたいな顔になってしまったのは、よりSUVらしい力強さが必要だと判断したのと、OEM先であるトヨタの「デザイン・フィロソフィ」に合わせ込む必要があったからだそう。

いずれも実に寂しい話ではある。仮により力強い表現にするにしても、それは決して派手にするということを指すわけじゃない。そんなことは、つい最近のスズキ・ハスラーのモデルチェンジを見てもわかることで、要はお手軽にやってしまうか否かの違いなんである。

もちろん、最近のトヨタ顔に合わせるため・・・なんて理由はほとんど論外だろう。正直、この話を聞いたときはにわかに信じられなかった。そんな理由で、あのコンセプトカーの素晴らしいデザインを台無しにしてしまったのか?

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ただ、しかしだ。ロッキーもライズも売れているんである。しかも結構な勢いで。

人気のコンパクトSUVの中でも希少な5ナンバーなのが基本にはあるけれど、例によってカスタム好きの日本人にはこの適度に派手な顔がドンピシャなようで。兄貴分の新型RAV4人気もそうだけど、相変わらずトヨタの日本人ユーザーの平均的嗜好を見抜く力は的確だ。

顔が出来損ないのアウディみたいだろうが妙にガチャガチャしてようが、売れてるんだから文句はなかろう。しかも、多くの評論家やジャーナリストだって絶賛しているじゃないか。そんな声があちこちから聞こえて来そうだ。

まあ、遠目から見ればプロポーションはほとんど崩れていないし、リアにはコンセプトカーの面影があるからそのエッセンスは残っているとはいえる。けれども、面や線のコンマ数ミリまで追い込むのが自動車デザインのあるべき姿だとすれば、「DNトレック」の持っていたシンプルで清潔感のある佇まいは一体何だったのかと僕は思う。

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雑誌記事:新型ハスラーのデザイナー・インタビュー掲載です

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新型ハスラーのデザイナー・インタビューが掲載になりました。

今回も試乗会会場での取材ですが、例によって僕自身は試乗はせず、デザイナーさんへのインタビューを行いました。

新型のデザインについてはすでにいろいろな媒体で書かれていますので、冒頭部分以外はできるだけ被らないよう意識しました。また、話題のインテリアについては担当のデザイナーさんがいなかったので聞いてはいませんが、こちらもいろいろ書かれていますしね。

ヒット作のモデルチェンジは失敗するというジンクスがありますが、その点今回の新型は造形イメージを変えつつ、うまく着地したなと思います。もちろん、先代の緩い感じがいいという意見もあると思いますが、それこそは好みの問題でしょうね。

では、よろしければ下記サイトにて。

(クリッカー)

https://clicccar.com/2020/02/05/952603/ 

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雑誌記事:ネオ・クラシックカーのデザインコラム輸入車編の掲載です

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ネオ・クラシックカーのグッドデザインコラム、輸入車編が掲載になりました。

19回目の今回はルノーの初代トゥインゴです。

アバンタイムなど個性的なスタイリングで知られるパトリック・ルケマンが、ルノーで最初から手掛けた第1作と言われていますね。このクルマの前がクリオ(ルーテシア)ですから、かなりチャレンジングな企画です。

初代の良さは明るいインテリアにもありました。残念ながらまたしても写真が入手できませんでしたが、ポップなシートなど、新鮮なインテリアが印象的でした。よろしければ下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

  https://clicccar.com/2020/02/04/952338/

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