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雑誌記事:マツダのファンイベントに出掛ける

Photo自動車専門サイト「クリッカー」に記事が掲載されました。

今回は、先週末に出掛けたマツダのファンイベント「サスティナブルZOOM-ZOOMフォーラム2018 in 横浜」のリポートです。

このイベント、今回で11回目となり、以前も一度出掛けたことがあります。ただ、これまではいわゆるCSR活動の一環として社内のいち担当部署が運営していたものが、今回から全社対応となって、よりイベント色が強まった内容になったようです。

ファンイベントに社員がゲスト参加するのはよくあることですが、メディア向けと同等の内容のセミナーを行うというのはあまりないことかと思います。今回ではエンジン開発の人見氏や、デザイン本部長の中牟田氏が詳細な資料をもとにプレゼンを行いました。

もちろん、オーナーやファンの意識が皆特別高いというわけではなく、たとえば「社員と本音でトーク」では結構稚拙な要望や意見も散見されました。その点で開発スタッフ側は物足りなさを感じている場面もありましたが、そのあたりもイベントを継続してゆくことで変化があるかもしれません。

それでは、お時間がありまいたら下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2018/04/27/582797/

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クルマ散策:モーターショー、国産車イッキ評(その3)

2019nissanaltimaphoto071200x800_2年明け以降のモーターショー、国産車イッキ振り返り。今回はニューヨークショー。

日産「アルティマ」はなるほどいまの日産のデザイン要素で固められている。フード下端からショルダーを経て、そのままリアまで届くラインは伸びやかで心地よい。ただ、その出発点となる自慢のVモーションは、果たしてここまで巨大にする必要があるのか? 空気を取り込んで後ろに流す勢い意識しているのかもしれないけど、いかんせん顔全体がグリルになってしまって表情に欠ける。

また、例のリアピラーのブラックアウトはやっぱり鬱陶しい。ルーフを浮かす、あるいはリアへの抜け感を出すなどの効果を狙ってのことだろうけど、なぜそういう小細工に走るのか。マーチクラスならともかく、ある程度上質さを表すLクラスセダンではオモチャっぽくていけない。そんな部分で勝負するのではなく、もっと大きな視点で美しさや伸びやかさを表現して欲しい。

20180328_01_07_s_2久々に国内販売されるというトヨタの「RAV4」はやっぱり残念だ。オーリスの兄弟であるカローラハッチと同様、ハの字を3段重ねしたようなグチャグチャなフロントグリルはまるで歯をむき出したような下品さで、これがSUVのワイルドさと思っているなら大きな間違いだろう。

この巨大な顔に負けまいとリアホイールアーチが大きく張っているんだけど、そこをふたたび削り込むようなラインが走る。凝っていると言えば聞こえはいいけど、単に要素を盛って「何だかスゴい」という印象を誘っているだけだ。加えて、Aピラーとリアピラー両方に施したブラックのラインがまたうるさい。一体どこまで抑制が利かないんだと思う。

2018nyas_forester_070_low_2新しいスバル「フォレスター」がほぼ現行のスタイルを踏襲したのは、もちろん販売が好調だからなんだろうけど、しかしせっかくのモデルチェンジの機会がもったいないと思う。これまで何度となく水平基調の先進的なコンセプトカーを作っておきながら、なぜ量産車はこうなってしまうのか? キレもなければスマートさもない。この野暮ったさはどうしたものか。

そして「ダイナミック&ソリッド」とかを体現しているという、そのキャラクターラインがいけない。ナイフでえぐったような切り口が「ソリッド」というのは分からなくもないけど、もともとボンヤリしているボディサイドが、このラインによってさらに不安定さを増してしまう。ダイナミックとかソリッドというのは、こういう直接的な細工で表すものじゃないと僕は思う。

3回のモーターショーでの国産車についてかなり散々なことを書いたけれど、もちろん批判することが目的なんかじゃない。専門家でもない僕程度の目から見ても、昨今の日本車デザインはそれほどにマズイことになっているということだ。

それは、雑誌メディアでさえ「デザインにはダイナミック&ソリッドを採用しているのでスタイリッシュだ」などと書いてしまう状況からもよくわかるんである。

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雑誌記事:旧車コラムの掲載です

2_2ネオクラシックカーのデザイン記事が掲載になりました。

34回目の今回は、トヨタの初代ソアラです。

これもようやく、といった感じのクルマですね。もっと早くてもよかった。70年代から80年代にかけてはデザインが大きく変わる時期ですが、81年登場としてはなかり先進的だったと思います。

驚いたのは、本文にもありますけど、カタログのコピーに「余計なラインは1本もない」と書いてあるんですね。40年も前にそういう姿勢でいたというのは、いまのトヨタを見ると非常に感慨深いものがあります。

当時は日産レパードとの比較が多かったと思います。レパードの勢いのあるスタイリングもよかったですが、ボディの絞り具合などより本質的な表現はソアラの方が進んでいたみたいです。

それでは、お時間がありましたら是非。

(クリッカーサイト)

 https://clicccar.com/2018/04/25/577614/

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クルマ散策:モーターショー、日本車イッキ評(その2)

C180116b_001h_3年明け以降のモーターショー、イッキ振り返り。今回はデトロイトショーで。

3代目となるホンダの「インサイト」プロトタイプは、近年の残念なホンダが全開状態だ。シビックとアコードの中間に置くという発想は、おそらく2代目までの中途半端さを解消する狙いだと思うけれど、半端だったのは商品自体であって、そこからの巻き返しが欲しかった。

「普通のセダン」としてまとめるにしても、そもそも極めて残念な最近のホンダセダンに準じてしまっては元も子もない。前後・横、どこから見てもドヨンと個性のカケラもないボディに、あえてインサイトの名を付ける必然性がまず感じられない。できれば、ハイブリッド専用車として「らしい」特別感と、そこに実用性をマッチさせることで存在感を打ち出すべきだったと思う。

C180116a_004hアキュラ「RDX」は、インサイト同様、ホンダデザインの迷宮ぶりがそのまま出ている感じだ。アキュラには「プレジション・コンセプト」なるデザイン・フィロソフィがあるそうだけど、トヨタみたいに引きつったランプや、ボディサイドに何本ものラインを入れることが「的確」とか「精密」というのなら、そんなキーワードは捨ててしまった方がいい。

とりわけ、野放図にデカくなったグリルと飴細工のようなランプによるフロントは酷すぎて、もはや評することすら辛い。まあ、レジェンドも基本同じところを見ると、これが北米向けとして正義なんだというのかもしれないけど、ちょっとあり得ないセンスなんである。

Nissan_xmotion_concept_photo_031200日産の「Xmotion」は、自慢のプロドライブ搭載がニュースだけど、今後の日産デザインを示す役割もあるらしい。建築的なアプローチのタフな3列シートSUVを、近年のVモーショングリルとブーメラン型ランプでまとめたスタイルに破綻はない。

ただ、同じく破綻のないIMxシリーズ同様「それでどうした?」となってしまうのが残念。これが次期エクストレイルだとする記事にあまり説得力はないし、ランプやインテリアに匠の技を反映させたなどと言われても「どうして?」と。破綻はないけど、とくに現実感もないコンセプトカーを出すのは一体なぜか。どうも、いまの日産には具体的に期待するものがないという状況を象徴しているような気がするんである。

Infiniti_q_inspiration_exterior_031インフィニティ「Qインスピレーション・コンセプト」は、次世代の同ブランドセダンを示唆するモデルだそう。以前の「エッセンス」より、さらに要素を減らしたボディは、古典的とはいえまとまりはいい。二重構造を思わせるフロントグリルも、可変圧縮の新エンジンのパワー感を出しているし、美しさの追求も理解できる。

ただ、マツダのそれと違うのは、突き詰めたデザインを具体的に商品に反映させ、そのままユーザーに届けようという意志が感じられるマツダに対し、インフィニティ=日産群は、最少の資源・投資で最大のブランディング効果を狙おうといった、効率優先で自分たちを大きく見せようという姿勢ばかりが感じられてしまう。まあ、グローバル視点というのはそういうものだ、ということなのかもしれないけど。

では、次回はニューヨークショーで。

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モーターショー、日本車イッキ評(その1)

20180306_01_01_s年明け以降ポンポンと続いたモーターショー。出品車のデザインについて雑感を、と思っていたらすっかり遅くなってしまった。例によって、写真を見てのものだけど。

まず、今回はジュネーヴショー。

トヨタの「GR Supra Racing Concept」は、雑誌のスクープ記事で、BMWのZ4とのあまりの違いに「まさかね」などと思っていたところだけに、ちょっと驚きだ。

無理矢理なフォーミュラ顔に、リアに向けてグニャリと盛り上がるサイドラインの気持ち悪さは、レーシングパーツをまとっても隠せなかった。何ともテーマが見えにくいスタイルは、鳴り物入りで登場したハチロクの残念さを再びといった感じだ。それにしても、何でトヨタはスポーツカーの開発や生産を他社に任せるんだろう?

500_2019toyotaaurishybrid01「オーリス」は、これはもういまのトヨタのデザイン体制は本当にダメなんだな、という確信を持たせるスタイル。「顔ばっかり凝る」キーンルックは、異様に引き延ばしたランプと、上から下から交差する鬱陶しいグリルがいつものとおりで、これ以外に引き出しはないのかと。

 一方でキャビンには何の特徴もなく、思い付きのようなキャラクターラインもまたボンヤリ。ツートンのカラーリングも、ボディの退屈さをごまかすための後追い処理としか思えないんである。

20180227_02_01_s人気の小型SUVに送り込む「レクサスUX」は、なかなかに理解が難しい。LSなど、巨大なスピンドルグリルとボディの組み合わせ方がようやく見えて来たかと思えた昨今。その後の加速を期待したものの、このUXにそういう進化は感じられない。

 極めて常識的なシルエットのボディに、妙な線や面を盛り込むだけの繰り返しで、たとえばドアミラー下から前にのびるラインと、リアクオーターからダラリと引かれるラインの関係がサッパリ見えないものその例だ。ひし形をこねくり回したかのようなフロントランプは相変わらずのディテール重視だけど、そんなんでいいのかなあ?

18030602_inline01シリーズものとされる日産の「IMx KURO」は、たしかに一連の流れを感じる佇まいや細部を持っているし、自慢のVモーションをはじめ、面の磨き込みにも進化を感じる。さらに、前後ランプやピラーには、現在の同社のデザインモチーフが織り込まれているのも見て取れる。

 けれども、この1台にEVや自動運転技術、最新のデザイン、人気のクロスオーバースタイル、加えて日本の和を意識したなどと言われても、だから何なんだ、となってしまう。この集約具合がいまの日産らしいけれど、もっとリアルな次元での魅力的な提案がほしいと思う。

Ml01801010これもシリーズものの、スバル「VIZIV TOURER CONCEPT」。スバルのコンセプトカー、とりわけワゴンタイプはずっと以前から魅力的なものが多く、国内メーカーの中でも群を抜いていた。その点、このツアラーコンセプトもその流れにはあると思うけれど、例の「DAINAMIC×SOLID」が邪魔をしている。

そんなお題目を唱えなくても、スバルのコンセプトカーはダイナミックかつソリッドだったわけで、余計な力が入っている分、たとえばフロントの猛烈な煩雑さや、過度にウネったサイド面などの弊害が出てしまった。ここはもっと素直に取り組めばなあ、と思うんである。

では、次回はデトロイトショーについて。

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雑誌記事:旧車デザインコラムの掲載です

Photo自動車専門サイト「クリッカー」での、ネオクラシックカー・デザインコラムが掲載になりました。

33回目の今回は、トヨタ・セラです。

このクルマ、ファストバック風のスタイルがグッドデザインかどうか微妙なところはあるんですけど、全体のまとまりがいい。本文にも書いたんですが、奇抜なアイデアでありつつ、最終的なまとまりが適度に先進的な「量産車」に落ち着いてる。

この頃のトヨタはそういうところが本当にうまかった。ある種の本物志向は日産の方にあった気がするけれど、サクッとした先進感でいいところを持って行ってしまう。その最たるクルマがセラだったような気がします。

それにしても、yahooに転載されたのを見るとコメントがいつもの数倍あります。いろいろな意見はあるものの、とにかく注目度は群を抜いて高いようですね。

では、下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2018/04/05/572950/

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雑誌記事:スバルデザインの展示イベントに行って来ました

Photo自動車専門サイト「クリッカー」での記事が掲載になりました。

今回は、現在恵比寿のスバルショウルームで開催されている「SUBARU DESIGN MUSEUM」の報告記事です。

すでに多くのメディアで紹介されていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、今年のジュネーヴショウまでに展示したVIZIVシリーズ4台の展示を中心に、同社のデザインに関する考えや、現場の雰囲気を伝えようとするイベントですね。

期間中の週末はデザイン本部長のギャラリートークがあるとのことで、取材は4月1日の日曜日に行って来ました。

基本的にはショウルームへ訪れる家族連れなどにも楽しんでもらえるような内容で、ことさら専門的な催しではありません。トークショウの内容もデザインに詳しくないと理解できないとか、そういったことはなかったですね。

そういう意味で「ほどほどの内容」と言えますが、メーカーのデザインに関する取り組みを広く周知するという試み自体は悪くないと思います。

それでは時間がりましたら下記サイトにて。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2018/04/02/574553/

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