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雑誌記事:旧車デザインコラム、26回目です

Photoクリッカーでのネオ・クラシックカー、デザイン記事が掲載されました。

26回目の今回は、いすゞの初代FFジェミニです。

このクルマはもっと早く書きたかったんですけど、何せ自分の愛車ということもあり、26回目のここまで引っ張ってしまいました。

ただ、いざ書こうと思うと、ヒット車のわりには資料が少なく結構苦労しましたね。それと、このクルマに限ったことではないですが、やっぱり車両の写真画像があまり残っていない。色も選べないし、今回はリアビューもありませんでした。

イルムシャーなど特別グレードや後期タイプになるとそれなりにあるんですけど、初期型はなかなか厳しいみたいです。まあ、何となくわかりますけど。

このジェミニ、一般的にはTVCMがあまりにも有名ですけど、果たしてグッドデザインとしてはどこまで認識されていたのでしょうか? 反応が楽しみです。

それでは、下記サイトにてご笑覧ください。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2018/01/18/551484/

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クルマ散策:オートサロン2018雑感

Event_171222003メーカーがオートサロンに本格参加するようになって数年経ち、おおよその取り組み加減が見えてきた。

その方向がスポーティだったりレジャーだったりの違いはあっても、大半は市販車の「そこそこ」なカスタマイズに収まる。つまり、いつもよりちょっと凝ったオプション装着車という。

スズキの「スイフトスポーツ・オートサロンバージョン」は、マットな塗装が野性味を感じるけど基本的には化粧直しだし、スバルは「VIZIV パフォーマンス」というコンセプトカーをベースにした点が異なるものの、やっぱり化粧違いの範囲内だ。

ダイハツは懐かしいデトマソを「スポルツァ」名で復活させたけれど、何せベースがミラ・イースだのブーンなので、どう見ても横に置かれた昔のシャレードに目が行ってしまうのが残念。

Photoその点、マツダの「カスタムスタイル」シリーズは実にキレイにまとまっているものの、じゃあ、これをわざわざオートサロンに展示する意味がどれだけあるのか?は結構疑問だ。

セレナの「オーテックコンセプト」は期待のe-Powerを載せているけれど、そもそもニスモとの棲み分けが不明瞭。若干表現が違うのはわかるけれど、どちらも走り・スポーティ路線なのはどうなんだろう。

メーカーがこうしてオートサロンを市販車宣伝の場と位置づけるのは理解できるけれど、個人的には、メーカーだからこそ高い技術力を生かしたユニークなカスタムカーを期待したい。

たとえば、ホンダアクセスの「ReZ」がいい例だ。CR-Zベースはいかにも無理矢理感があるけれど、それでもメーカー系列らしいテーマはちゃんとあるし、作り込みもしっかりしている。

Img_4007_2各メーカーがそういう視点で新しいカスタムカーを提案すれば、オートサロンとしての独自性が一気に上がるし、もちろん見る側の満足度も高くなる。

ただ、そこにはメーカーとして相応のデザイン力は必須だ。少なくとも、トヨタの「GRスーパースポーツコンセプト」みたいな滅茶苦茶なスタイルでは、満足どころか逆効果になりかねないんである。

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雑誌記事:旧車デザインコラムの25回目です

Photoネオ・クラシックカー、デザインコラムが掲載になりました。

25回目の今回はトヨタのターセル・コルサ・カローラⅡ(4代目)です。

この兄弟車は各世代で特徴がそれぞれありますが、デザインの完成度はこの4代目がピカイチと思っています。例によってデザインの「定番車」ではないので、あまり多くの賛同は得られないかもしれませんが、まあそこがこのコラムの路線かと。

面白いのは3ドアと4ドアで結構性格が違っていることですね。バブル期だからこそできた贅沢な作り分けかもしれませんが、各々の特徴はよく出ていると思います。

それにしても、色眼鏡的な視点かもしれませんけど、最近この時代のクルマの特集が増えましたよね。Webサイトはもちろん、紙媒体でも似たようなクルマを扱う記事がとても増えたように思えます。流行りと言えばそうなんでしょうけど・・・。

それでは、下記サイトにてご笑覧ください。

(クリッカーサイト)

 https://clicccar.com/2018/01/11/545136/

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新車心象風景:トヨタ アルファード・ベルファイア

Photoうーん、言葉もないといった感じだろうか。

標準に対してのカスタムバージョンはいまやすっかり定着して、軽をはじめとするミニバンでは必須の商品展開だ。

僕はこのカスタム版をコラムで扱うとき、これを好んで買うユーザー側の残念な感性についてを書いてきた。日本に浸透するヤンキー文化が、標準車よりカスタムを人気にするような市場を作ると。

売れるから作るのか、作るから売れるのか。すでにどちらとも言える状況だけど、しかし、マイナーチェンジされたアルファードとベルファイアは、明らかにトヨタの暴走なんである。

Lクラスミニバンとして、もともと異様にデカい顔。これをキャンバスと考えれば何だって描ける。じゃあということで、デザイナーが好き放題描いた結果、何と2車ともがカスタムになってしまった。

それにしても、ランプから下る数十センチものモールや、バンパー両端の巨大なインテーク枠など、長大なメッキパーツをスケッチしたそのデザイナーや主査は、いったいどういう心持ちだったんだろう。

日本トップ企業の商品としての品格欠如、多くの台数が街を走ることでの風景破壊、なんて認識はたぶんない。それより「ここまでやっちゃえば皆驚くぞ」「ドカンと売れるぞ」といったところか。

売れることが正義か否かはともかく、組織力、開発力、調査力等々について「やっぱりトヨタはすごい」と常々評される。この巨大企業が持つポテンシャルについて、僕も否定するつもりはない。

けれども、自国市場への商品展開を見たとき、果たして見識や良心、あるいは感性に手放しの評価ができるかといえば、それは決してない。2018年を迎えたいまでさえ「売れればいい」という魂胆が見え隠れする。

少なくとも僕は、このアルファードとベルファイアを見せられれば、トヨタはもうJPN TAXIとセンチュリーだけ作っていればいいんじゃないか、と思うんである。

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雑誌記事:旧車デザインコラムの24回目です

Photo自動車サイト「クリッカー」での旧車デザインコラム、新年再開しました。

24回目の今回は、マツダの4代目カペラです。

これもまたグッドデザインの「定番」ではないので、「何で?」という意見が多いかもしれないですね。イメージキャラクターにアランドロン、CMテーマ曲に布施明という、まあ何ともバタ臭い、いかにもヨーロッパ狙いの布陣で発売となったのがこの4代目です。

82年の発売ということで、70年代から80年代への過渡期的なクルマ。なので、そこかしこに70年代の作りが残っているのですが、欧州市場も見据えて空力を磨いたクリーンなボディが印象的でした。

本文にも書きましたが、デザインチームでは後のデザイン本部長である福田成徳氏が中心的な存在であったといいます。氏はコンセプトカーのRX500も担当されたそうですが、やっぱり90年代のユーノスデザインを統括したことが記憶に新しいですね。

また、当時関係のあったとされるベルトーネが新車開発にどの程度絡んでたのか、いなかったのかにも興味があります。このカペラについては公式的にはアルミホイールだけですけど、そんなことってあるのかな?なんて。

それでは、下記サイトにてご笑覧ください。

(クリッカーサイト)

https://clicccar.com/2018/01/04/545480/

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クルマ散策:カー・オブ・ザ・イヤー雑感

Photo_2なにも残念なのは、東京モーターショーだけじゃない。

2017-2018のカー・オブ・ザ・イヤー=COTYがボルボXC60となって、巷の媒体では選考委員が本音を出した云々が語られているけれど、まあ何を言っているのかなあと。

昨年も書いたけれど、第1次選考の「10ベストカー」が各メーカーからご丁寧に1台ずつ選ばれるという規定に、委員から異議が出されない時点でこの賞は終わっている。

たとえば、TVK系列で放送中の「クルマで行こう」のCOTY特集では、「選考は、この1年に発売されたクルマの中から、60名の委員の投票で上位10台を決める」という図入りの解説が流された。

10ベストカーの「忖度」は世間の常識じゃないから、その仕組みを省いた解説は明らかに視聴者へ間違った認識を与えてしまう。そんなことは司会のジャーナリストは元より、スタッフだって理解している筈なのに。

いや、それどころか、出演者ふたりの個人的オススメ3車の中に、カムリの煽りで外れたトヨタのCーHRが挙がっていたのは、もはや冗談としか思えない感じだ。もう、無意味の無限ループなんである。

さらに、日産とスバルが辞退した今回は、なおのこと意義が霞んだ方向だ。不正検査自体の問題点はともかく、辞退を選択するメーカーが同時に2社もあったのなら、僕は今年のCOTYを見送るべきだったとすら思う。

だから、いつになく狭められた候補から外国車が選ばれたからといって、評論家の本音云々を言われてピンとくる筈もない。もちろん、何でこの10台が候補?という現状は、ジワジワと賞の存在をユーザーから引き離す。

権威というのは、見る側の想定を大きく上回る内容が、かつ客観的に展開されて初めて生まれるもの。そう思えば、いまのCOTYは見事に真逆な存在じゃないか。

来場者数が減っているのに、「そうは思わない。自分が行ったときは若者で賑わっていた」などとワケの分からないコメントを評論家が書く。そういう東京ショーが傾くのが当然なのと、どこか似た話だと僕には思える。

つまり、専門家が寄ってたかってダメにしているという点で。

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クルマ散策:今年もよろしくお願いいたします。

Photoあけましておめでとうございます。

昨年は自分の稚拙なコラム等にお付き合いをいただきまして、誠にありがとうございました。

年明けは、何と元日の朝に新車を買う夢を見ました。国産車か外国車か記憶がないのですが、新しく出た大きめのセダンに飛びついたような感じです。まあ、いつまでも30年前のクルマばっかり乗っているな・・・ということなんでしょうか。

昨年は新車のデザイン取材に加えて旧車のコラムが入り、記事の数はほぼそちらがメインになりました。正直、こんなに続くとは思っていませんでいたね。

個人的にはブログでのコラムも定期的に書きたいと思っていますが、この1年くらいサラリーマンの方がいきなり忙しくなってしまい、昨年はあまりかけませんでしたね。今年も忙しいのは変わりそうもないですが、そこは反省点として頑張ります。

もちろん、新車が出た時はデザイン取材を継続します。年末にはスズキから2車種出ましたので、まずはそこからになるでしょうか?

それでは、今年もよろしくお願いいたします。

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