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雑誌ナナメ読み:売れないけど大好き?

4170623_005hもどかしいというか、残念な感じだなあと思う。

一旦途絶えていた国内でのシビックブランドが、この夏に復活する。ホンダからの正式な発表に、とりわけコンビニ系雑誌を中心に話題沸騰なんである。

けれども、評論家の国沢氏が「このシビックは売れない」発言をしたあたりから、雑誌記事も同様の曇り具合で、北米指向のボディに対し若干の疑問が挟まれたりする。

たしかに、公開された10代目はまず寸法的にデカく、写真で見ればドヨンとひょろ長いボディが実に酷いことになっている。いや、シビックとしてどうか?という以前の問題で、これがインテグラでもアコードでも同じことだ。

じゃあ、なんで話題沸騰なのかといえば、そこにタイプRがあるからだろう。評論家も読者も大好きなホンダのトップ・スポーツグレード。だから、ダメだと言いつつやっぱり黙ってられないと。それが何とも残念な感じだ。

そうして、いよいよ試乗会ともなると「いいところ」を次々に挙げ始める。日頃から”持ち上げ系”の評論家の中には、「これはスマッシュヒットになるかも」などと言い始める始末で。

一方、「いいクルマができたので、国内でも売りたいと思った」というホンダのコメントがまた残念。シビックが肥大化し、実質フィットに取って代わってしまった状況は何ひとつ変わっていないのに、さらに大きくなって大味な新型を売ろうという神経がすごい。

「ヒットはしないでしょうが、それなりの数は売れるとは思います」というコメントは、どこか不振のF1スタッフによる「確実に進歩しています」的な空虚感に溢れているんである。ああ、ついにホンダも大企業病か?という。

メディアや評論家は、疑問があるならしっかり書く。売るべきでないと思うならちゃんと理由を添えて意志表示する。メーカーが頓珍漢なのも残念だけど、書き手側のグズグズ感が加速しているのはもっと空しい。

少なくとも今回のシビックに限って言えば、そんなことをやっても、読者も含めて誰ひとり得るものがないことに、どうして気がつかないのかと思う。

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コメント

MagXでスクープされたシビック国内販売計画を見ると、販売のピークは初年度だけで、来年度からの販売計画は相当縮小されてるので別に心配することでもないんじゃないですかね。あくまでも国内販売におけるPRであって、シビックが売れないことなんてホンダ自身想定内のことでしょう。
僕が心配なのは、欧州でハッチバックをあのスタイルで売ることで、これはホンダの欧州市場の終わりの始まりを予見させるものですね。
国沢氏のシビック酷評発言はある意味同意いたしますが、氏の最近の記事は、とにかく炎上商法であり、間違った情報も平気でyahooニュースで取り上げられています。こちらのほうが問題かと・・・

投稿: アクシオム | 2017年6月28日 (水) 00時36分

確かにCIVICの役割はfitに取って代わりましたね。尤も日本より広大な北米では、やっぱりこのくらいのサイズでないととも思えます。
このモデル、北米で接する機会がありました。とても良かったですよ。デザインもまあいいんじゃないですかね。ただ日本では、ハイブリッドの影に隠れてしまうのでしょう。北米もハイブリッド増えましたが、日本程見かけませんよ。メリットないからですね。むしろコンサバティブなエンジンモデルが優位性を持っているからです。
ですので、海外では売れても…ということかもしれませんね。
タイプRは、復活は嬉しいのではありますが、あの価格とあのシャーシとあの外観では、他のモノを選びたくなります。残念だけど、初代が一番光っていたと思います。

投稿: Same first name person | 2017年6月28日 (水) 22時12分

11年ものBPレガシィに乗っています。
10代目シビック(セダン)、買い替え候補として検討しています。

「寸法的にデカく、写真で見ればドヨンとひょろ長い」ですか?
全長4.650㎜×全幅1.800㎜、ちょうどいいバランス・縦横比だと思いますが?
全高1.415㎜とも相まって、けっこうワイド感もあってカッコいいと思います。

だいたい、名前がシビックだろうがインテグラだろうがアコードだろうが、どうでもいいのよ。
クルマの出来がいいか、悪いか、それだけだって。

ガラパゴスかつ歪んだ国内マーケットで売れようが売れまいが、全く関係なし。

投稿: 40代男性 | 2017年6月30日 (金) 22時45分

こんにちわ。
要するに今度のシビックはデカくなりすぎてダメなクルマ、日本で売れっこないという国沢氏と同じ意見という事でしょうか。
恐らく貴方はまだ試乗をされていないと思うのですけど、その段階で車の良し悪しを決めつけるのは早すぎると言う気がするのですけどどうでしょう?
フィットがかつてのシビックの役割にとって代わってしまった?それのどこが悪いのでしょうか?
シビックはシビックで新しい役割を見つけたっていいのではないか?・・・とも思います。
VWゴルフだって、かつての役割はポロかup!にとうの昔に取って代わられています、シビックにはそれが許されないのでしょうか?
アメリカで売れてるし評判もいいのでセダンが売れない日本で起爆剤になるかもしれないというホンダの思惑も納得できるものがあると思います。
所詮車の販売は賭けの部分が大きいですからね、最初から成功が約束されている新車の投入などあり得ませんから。
今回のシビックに関しては評論家の先走りは確かに目につく部分もありますが、僕は期待を持って見守りたいですね。

投稿: 川瀬 | 2017年7月 1日 (土) 10時47分

民間の自動車メーカーがどんな車を導入しようと、どうこう言う必要ないと思っています。

「売れる 売れない」「大きい 小さい」等々にはあまり興味がないなぁ。
世界の自動車環境がさまざまなように、日本国内の自動車環境もさまざま。
東京都内で使いにくい車も、北海道に行けばジャストサイズかもしれませんし。
たとえ数の出ない車でもそのメーカーの「シンボル」として是非必要なのかもしれません。

ただ、単なる車好きの意見というのはあってもいいと思ってます。
世界の市場を見渡して「誇れるのはここなんだ!」「このデザインを見てくれよ!」
という製作者の情熱があって、製品を通して我々に伝わるものがあればそれで
いいんじゃないですかね。今のホンダに欠けてるのってそういう「作り手の情熱」
だと思うなぁ。

投稿: ネコ | 2017年7月 3日 (月) 20時08分

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