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雑誌記事:不定期コラム掲載されました

P1j11942s自動車専門サイト、「clicccar」の不定期コラムが掲載されました。

今回は、先日のニューヨーク・ショーでワールド・カー・オブ・ザ・イヤーW受賞となったマツダ・ロードスターについて、デザイン・オブ・ザ・イヤー受賞に関するチーフデザイナーさんへのインタビューです。

 マツダはこのWCOTYを先代のデミオで受賞していますが、デザインのWCDOTYは初受賞です。今回はファイナリストにCX-3も残っていましたし、ジャガーXEを抑えての受賞と、いかにも勢いに乗った感じですね。

 ニューヨーク・ショーでは想定外のRF登場も話題でしたが、インタビューでは少しだけそちらも触れています。

 Webサイト故、比較的短い記事となりますが、下記URLにてご笑覧ください。

 (自動車専用サイト・clicccar)

http://clicccar.com/2016/04/28/368400/

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クルマ散策:三菱のクルマって?

Ek何かこう、色々な意味で残念なニュースなんである。

連日の報道で報じられるのは、数値操作でユーザーの信頼を損ねたこと、そして相次ぐ不祥事に対する自浄能力の欠如あたりのようだ。

「またしても三菱が」な話は、TVのニュースや新聞が好んで喰い付きそうな素材ではあるけれど、隠蔽体質云々などと繰り返し聞いたところで、どうも僕にはピンとこない。そりゃあ、これだけやらかしてもメガバンクたる三菱東京UFJ銀行が「全面支援」を約束するあたりは、いい加減ウンザリではあるにしても。

そんなことより、この手の話を聞くたびに「何で三菱はクルマを作っているんだろう?」という根本的な疑問が涌いてくるんである。

かつてはパジェロがブームになったりランエボがマニアの心を掴んだり、あるいはアイなんて変わった軽を出したりしているんだけど、それぞれが一時のブームや話題に上がっただけで、結局三菱がどういうクルマを作りたいのかが僕にはサッパリ見えてこない。

それどころか、とくに自動車自体には興味がないんじゃないか? 財閥の一部門である自動車会社を何となく継続しているだけで、日本や世界の自動車業界でもっと輝こうとか、あるいは牽引しようとか、そんなことはコレッぽちも考えていないんじゃないかと。

三菱車は関連会社の社員のためにある、なんて面白話をよく聞くけれど、実際三菱のクルマがなくなったら困る、大騒ぎになるというイメージはなかなか浮かんでこない。だから、少なくとも僕には体質云々より以前の問題に思えてしまうんである。

そして「ユーザーの信頼を損ねた」問題では、さらにモヤモヤが募る。

そりゃまあ、不正という点では逃れようのない裏切り行為に決まっているんだけど、ニュース番組でキャスターが色めき立つ「リッター当たり30キロが、実は28キロだったんです!」という数値が大問題だとするなら、そもそも国がやっているモード燃費はどうなんだと。

当のekワゴンのユーザーなら、この軽がリッター30キロはおろか、実際には20キロを割ることが日常であることはすでに承知の筈だろう。今回の不正値は5~10%とされるけれど、JC08モードは6掛け、7掛けが当たり前の世界だ。

もちろん、こっちに違法性はまったくないけれど、だったら平気でこういうモード数値を国の基準にするのが正義なのかと言えば、それこそユーザーの信頼を損ねているのはどっちだという話だろう。

いや、だから三菱の不正が許されるというのではなく、これほど連日報道をするのであれば、少なくともモード燃費の問題点くらいは指摘しなさいよと。いまのバカバカしい燃費競争の一因がどこにあるのか、そのくらいの切込みがなくちゃ教訓にならないでしょうと思うわけである。

あ、ちなみに今回の件は日産側の指摘で判明したというけれど、このクルマは両社出資の合弁会社を中心に企画・製造しているのが建前なわけで、日産はまったく問題なしっていうのも妙な話ではある。

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クルマ散策:阿蘇の魅力

150223_131056写真は、昨年2月に訪れた阿蘇ツーリングの風景です。

仕事の出張後に足を延ばし、ここ数年内で3回ほど熊本・阿蘇を訪れました。レンタカーを調達してのツーリングということで、このブログでも毎回報告しています。

阿蘇周辺はどこも好きですが、とくに最近は南阿蘇の美しい風景に魅せられています。カルデラ特有の地形に沿って広がる田園風景は素晴らしく、何度見ても飽きることがありません。

温泉好きとしては「地獄温泉」の”特濃”のお湯もいいし、お気に入りの蕎麦屋もあります。道の駅では、地元の新鮮な乳製品を美味しくいただくもともできます。

山の北では阿蘇神社が毎回のチェックポイント。敷地内には御神水としての湧水があって、その豊富な水量は圧倒的。飲み水にもできますので、夏などはバカみたいに飲みまくっていましたね。

150223_135509大分方面に延びる「やまなみハイウエイ」はクルマ好きのためにあるようなワインディング・ロードですし、その先の小国町にある「わいた山温泉」は、いまや定宿状態です

九州自動車道熊本IC方面から向かう道では、当然阿蘇大橋を毎回渡っていましたので、今回の崩落した映像には声がありませんでした。あり得ない風景と言ってもいい。

もちろん、楼門や拝殿が崩れてしまった阿蘇神社も信じられない気持ちです。すぐ近の洋裁女学校跡を利用した素敵なカフェは無事だったのかな?

遠方の災害をリアルに想像するのは難しいですが、こうして馴染みの場所であれば少しは想像力を働かせることはできるかもしれません。

ドライブ・ツーリングと、クルマをとおして知った魅力的な観光地。地震・災害は現在進行形ですけれど、観光復興のお手伝いとして、いつかふたたびクルマで訪れようと思います。

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Drive My Car:北陸ツーリングへ出掛ける

Img_2421仕事での出張を機に、久々のロングツーリングをしてきました。

当初目的地は富山。中央道から長野道、上信越道を経由して北陸道へ。早朝に出発しての約5時間でしたが、前の晩によく寝られたためか、意外に余裕をもって到着できました。

で、仕事をしっかり終えてから金沢へ。

新幹線効果で最近は大変な賑わいと聞いていましたが、桜がきれいな兼六園も、お約束の近江町市場も驚くような混雑はありませんでしたね。ま、ひがし茶屋街あたりはスゴいことになっていたかもしれませんけど。

旅先では必ず美味しそうな珈琲店を探すことにしていますが、金沢ではまず「チャペック」に。ここはもう10~15年くらい前に偶然入った”ふつうの”喫茶店ですが、とにかく味が自分の好みに合っていて、実はいまでも豆はここから取り寄せています。今回、久々にお店を訪れました。

もう一軒は、事前にチェックしていた香林坊近くの「ブランケット・コーヒー」。ここも大当たりで今回は大収穫でしたね。

翌日は東海北陸道を南下、高山を経由して奥飛騨温泉郷へ。

奥飛騨はもう何度も行っていますが、今回はJBLの名品スピーカーである「パラゴン」が聴けるというユニークな宿(福地温泉・孫九郎)を見つけ、そこで一泊です。

Img_2415_2ここは比較的古い旅館を若夫婦がリニューアルし、その際にご主人がオーディオルームを作ったようです。カフェ風の広いリビングにはパラゴンと、これまた名器のマッキントッシュの真空管アンプ・シリーズ275が左右で1台ずつという贅沢ぶり。温泉後に、読書をしながらゆっくり贅沢な音を楽しむことができました。

翌日は松本へ抜けて、そこから高速で帰京です。

今回は、全行程約1200キロ。燃費は高速でリッター16キロ近く出てくれましたし、オイルや冷却水の減りもなく、愛車ジェミニは実によく走ってくれました。あと3000キロほどで32万キロに届きますが、まだまだこれからもロングツーリングには出掛けたいですね。

さてさて、このブログのテーマである自動車評論家については、このところいろいろなニュースが飛び込んできています。ちょっと頭を整理して、近いうちにこでコラムにしたいと思いますので、そちらも引き続きよろしくお願いいたします

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新車心象風景:マーチ・ボレロ A30

Photoわずか30台という稀少性は、しかしその価値が疑わしい。

オーテックが30周年を記念するクルマを作るという話は結構前からあったし、初のアニバーサリーモデルとして、何やらずいぶん特別なものになりそうな予告っぷりだった。ただ、ベース車の希望を募ると聞いて、いまの日産にそんな特別な素材があったっけ?と。

で、マーチである。

過去3代の実績と評価をすべて放棄すると開き直ったかのように貧相な現行。内外装のデザインも作りも、初めてクルマを作ってみましたという新興国メーカーの商品のような。え、これをベースにするの?

そして、さらに意外だったのは、厳選パーツを手組みするエンジン、トレッドを広げて専用ダンパーを驕った足回り、補強を入れたボディ、レカロと本革ステアリングの内装と、特別の中身がいたって「想定内」だったことなんである。

いや、その抜群の精度の高さや変更箇所の多さは結構な力の入れようだし、ガチガチではなく快適性を重視しようという考え方も面白い。けれども、基本方針は昨今流行のメーカー系カスタムシリーズと同じ発想なわけで、極端な話、ノート・ニスモSとの決定的な違いは何だと。

で、マーチをベースにした今回、僕はボディの大半を架装するくらいのことをしてもよかったと思っている。あのザガートを持ち出すまでもなく、そもそもオーテックはそこに長けた会社だった筈で、よもや現行ボレロでお茶を濁してどうするんだと。

インテリアもパネルからすべて変更したかった。革巻きステアリングを付けたくらいで、あの残念な内装がどうにかなるものでもないし。内外装のデザインは、もちろん日産本体のデザイン部から募っても、あるいはいっそのこと外注でも面白かったろう。

その上で入魂のエンジン、足回りを施せば本当に特別なクルマになったと思う。それで350万円が500万円になったとしても、付加価値という点では比較にならないし、何しろお客はたったの30人だ。

いや、これが先代マーチだったら部分的なリファインでもよかったかもしれない。SR12がいまでも人気のように、結局ベース車に魅力があれば問題は小さいという実に単純な話なんである。さらにそのリファインが巧ければ、元の魅力も倍増されるという好循環すら期待できる。

日産車がつまらければニスモも退屈だし、オーテックも面白くない。記念するべき特別仕様を、屈指の駄作をベースにするという残念さは如何ともしがたい。そこを開発陣はどう感じているのか?

ま、この手の走り系仕様車はあくまで中身の機構が主役であって、見た目など二の次という風潮が一部のクルマ好きにはある。だから、オーテック的には立派なオーバーフェンダーのこのボディで何が不足?と思っているのかもしれないけれど。

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