« クルマ散策:東京ショー散策「スズキ・イグニス」 | トップページ | クルマ散策:東京ショー散策「日産・IDS」 »

クルマ散策:東京ショー散策「マツダ・RX-VISION」

Img_2008 ある意味、とても純粋なところにいるんだろうなと思う。

 長いノーズは事前公開画像でのイメージとおりで、同時にパンと張ったショルダーラインの大きな流れもそのまま。ただ、とくにボンネットなどには予想よりも強い抑揚があって、単にコスモスポーツの21世紀版といった単調な回答じゃなさそうだ。

 いずれにしてもKOERUまでとは違って、SHINARIに準じた造形じゃない。じゃあ、これが魂動デザインの新しい試みかというと、そこもあまりピンとこない感じで。

 マツダとしては、新世代ロータリーで「将来こんなのが出来ればいいなあ」といった文字通りビジョンを示したらしいので、実はそれ以上大きな意図はそもそもないのかも。

 ありていに言って新しさは特段見えず、古いと表現してもいいかもしれない。古典的ロングノーズ・ ショートデッキのスポーツ。低さはロータリーの証かもしれないけど、長さに意味はなさそうだし。

 何ていうか、それよりもどうせビジョンだったら「とにかく美しく」ということなんだと思う。いまのマツダデザインの高い意識と、同じくレベルの高いモデラーの技術を如何なく発揮して、理屈抜きに美しいものを造ろうと。

 僕は、それはそれで展示車として成立し得る話だと思う。少なくともいまそんなことをやるメーカーは他にないし、それだけ純粋なところで仕事ができているのかと。

 けれども、そうであってもそんな美しさの中に、やっぱり新しい提案を見てみたかったというのが本音かもしれない。もちろん、えらく贅沢な希望ではあるんだけど。

|

« クルマ散策:東京ショー散策「スズキ・イグニス」 | トップページ | クルマ散策:東京ショー散策「日産・IDS」 »

「クルマ散策」カテゴリの記事

コメント

すぎもと様こんばんは。
 
前田育男氏曰く『今はブランドを作っている段階。これからは大きく変えるような事はしない。あくまで進化、深化という形を取っていく』と。
 
確かにRX-VISIONは、一連の魂動デザインの流れの想定内に収まっており、
斬新な、とか革新的な、とかいう要素はないように見受けられます。
 
しかし、先の前田氏の話を踏まえると、むしろこれこそがまさに今のマツダを体現した、
魂動デザインの深化と捉える事が出来るのではないかと思います。
 
コンパクトなロータリーエンジンを積むには無駄とも言えるロングノーズですが、
そこは理屈ではなく、ただただ美しいカタチ、カッコいいカタチを体現した結果であると。
 
ぱっと見クラシカルでシンプルではあるけれど、見れば見るほど発見があり、非常に深みのあるデザインで、
前田氏の真骨頂ここに極まれり、と言えるのではないかと思います。

投稿: とあるイラストレーター | 2015年11月 4日 (水) 22時40分

RX-VISIONは元々スポーツカーのコンセプトカーであって、ロータリー搭載前提の車じゃないそうです。
ゆえにスポーツカーコンセプトとしてのロングノーズになったようです。
しかし、魂動デザイン、進化より深化していて玄人受けはいいけど、少々排他的に深化を追い求めすぎていないか?
それと同一ブランドとしてデザインが同じになるのは致し方ないとしても、ちょっと見たことのある一種の飽きも感じずには
いられませんね。そういうメーカー側が、逆にユーザー側から見た視点みたいなものをマツダはどうみているのか?
RX-VISIONにはそれを突き破っていくひとつの可能性みたいなものを見出して欲しいですね。

投稿: アクシオム | 2015年11月 5日 (木) 20時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/97786/62361993

この記事へのトラックバック一覧です: クルマ散策:東京ショー散策「マツダ・RX-VISION」:

« クルマ散策:東京ショー散策「スズキ・イグニス」 | トップページ | クルマ散策:東京ショー散策「日産・IDS」 »