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クルマ散策:旧車イベントに参加する

Img_2051 先週、旧車のイベントに参加してきました。

 これは雑誌オールドタイマー誌などが主催の「お台場旧車天国」という催し。文字とおりお台場の大型駐車場施設を借り切っての大規模なイベントです。

 最近は全国各地でクラシックカーイベントが目白押しですが、これは1985年製造までの比較的広い年代をメインにカバーするもの。というか、乗用車だけではなく、トラックだの特装車だの何でもありの、かなりバラエティ色の強い内容です。

 さらに、ダットサン会など強力な団体がドッと参加していることもあり、何とも不思議な雰囲気を醸し出していました。

 ま、そんな会なので、ノーマルな80年代カー好きな自分としては、800台という参加車の中でもピンと来るクルマは少なかったですね。

 その中では写真の初代レパードTR-Xがなかなかでした。ほぼノーマルのままで、内装もオリジナルできれいです。スペシャルティカーとしてはソアラが注目されるのが常ですが、個人的には一足先に出たレパードに思い入れがあるのでなおのことです。オーナーの方と話ができなかったのが残念でしたが。

Img_2050 それ以外では、初代のカローラⅡなんていう渋い参加車もありました。このツートンカラーが懐かしいなあ、なんて。

 驚いたのは、職場の駐車場に止めてある僕のジェミニを何度も見かけている・・・という方とお会いしました。偶然お仕事の都合で僕の職場の近くを走ることが多いそうで、そのたびに「あれはどんな人が乗っているんだ?」と思っていたらしいです。

 ちなみに、その方は初代ピアッツァにお乗りだそうで、聞けば僕も地元で何度か見かけたことのある車両だったようです。いやあ、世の中狭いですね。

 あ、話は変わりますけど、愛媛ではフルノーマルが参加条件の旧車イベントが秋にあるそうですね。遠方なので簡単に参加というわけには行きませんけど、とても気になる催しです。

 来年は是非とも出かけてみたいなと思っています。

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クルマ散策:LAショー雑感「フィアット124スパイダー」

Photo しっかりした戦略があるということなんだろうか。

 イタリア・デザインが残念な感じになっていることは、新しいアルファ・ジュリアのときにここで書いたとおり。それは、もちろんグループも同じことで。

 初代をモチーフにしたとはいえ、ゴロンと締まりのない目つきに、大口をあけたグリル。安易なリアフェンダーに、いかついリアランプ。 これまでのコラボなら、日本製の高性能な中身に最先端のイタリアンモードを、なんて想定のところ、写真を見る限り状況は逆転しているようだ。

 まあ、近年では500以外ことごとく不作のフィアットデザイン。ある程度は予想していたとはいえ。 ただ、この大味なカッコ、ワールドプレミアの北米を大いに意識したと思えなくもない。そうであれば、ことごとくわかりやすさ優先のデザインにも合点がゆく。

 いまや、イプシロンにクライスラーのバッチが付くほどデタラメな状況だ。ニッポンのロードスターが改悪されるくらい不思議じゃないと。

 あ、ターボエンジンが載るという走りの性能はまた別の話として。

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クルマ散策:LAショー雑感「マツダ・CX-9」

Cx9 ああ、こういう応用もあるんだなと。

 直近のSUVとしては「KOERU」があったので、CX-5より上のクラスはこれがモチーフになるのかな、と思っていたら全然違った。

 どうなんだろう、もしかしたら比較的流麗な現行型が北米あたりでは「弱い」という判断があったのか、パッと見の力量感はこれまでのSHINARIシリーズとはだいぶ異なる。

 とくに特徴的なフロントフェンダーから斜めに下るラインがなく、その分フロントからリアまでかなり張りのあるショルダーラインが可能になり、同時にサイドボディも豊かな面を全体で表現することができているみたい。

 それでもシグネチャーグリルやシャープな前後ランプなどはこれまでに準じるから、最新のマツダとしての表現はできていると。

 もちろん、魂動デザインとして「動き」を感じるか?というと、ある意味逆のアプローチだから相対的にそうは言えない。

 東京ショーのRX-VISIONがそうだったけど、SHINARIモチーフの次の表現をどうするのか?

 少なくともこのクルマではまだよく見えてこないけれど、何かヒントがあるんじゃないかと想像させるクルマではある。

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クルマ散策:LAショー雑感「スバル・インプレッサセダンコンセプト」

Photo 写真からの印象だけど、ああ、やっぱりなあと。

 東京ショーの5ドアコンセプトについてはここで書いたばかりだけど、案の定その延長線上になってしまった。

 大仰なフェンダーはやっぱりいまさらな感じで、どうして「ダイナミック」をこういう解釈にするんだろう? もちろん、シャープなショルダーラインと相まってとにかくサイドが騒がしい。オフィシャル写真ではここのアップもあるから、作り手としては見せ場ということなんだろうけど。

 リアはセダンとしてある程度の「厚み」を持たせたのかもしれないけど、これではやっぱり騒がしい。ここは逆に5ドアみたいにシンプルにまとめればよかったのに。

 そもそも、何でこのどこかで見たようなフォルム? これ、5ドアも同じく既視感いっぱいだったんだけれど、何かこう妙な呪縛にでもかかっているのか、どうして最近のスバルはスパッと新しい発想に行けないのか? これで今後6、7年って結構キツイと思うけどなあ。

 前にも書いたけれど、少ない車種の中、モデルチェンジの機会もあまりないわけで、そういう貴重な機会をみすみす逃すようなことを、こうしていつまでも続ける意図が不明なんである。

 まあ、これが北米でウケるんだと言われてしまえばそれまでなんだけど。

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クルマ散策:東京ショー散策「レクサス・LF-LC」

Img_2028 また少し方向転換するのかな、と思わせる。

 このところのIS、NX、RXと、いかついグリルに合わせるかのように、ボディにもこれでもかと鋭いラインや面が施されていたレクサス。高級車ブランドとして歴史がない自分たちは「攻めるしかない」ということで、まあそれも成長過程なのかと。

 と思ったら、次期LSと目されるLCは意外にも流麗路線のボディを提案してきた。第一印象としてあまり違和感を持たないのは、たぶんパッケージがかなり古典的だからだろうか。

 一方、件のフロントグリルは、その流麗ボディに合わせた比較的柔らかい形状で、これもまた違和感を持たせない理由かも。今回はFCVということでそれでも派手目なフロントだけど、ガソリンやHV版はよりシンプルになるんだろうし、寄生獣みたいなリアランプも、きっと少しは修正されるかと。

 まあ、方向を変えるんだったらフラッグシップのLSからというのは分かりやすい話だ。けれども、この転換もやっぱり当面のことであって、グルッと1周したらまた変わりますってことなのかと。それこそ攻めの一手として。

 じゃあ、レクサスっていったい何なんだ?と思うわけだけど、そういう疑問を持つことも間違いということなんだろう。

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クルマ散策:東京ショー散策「スズキ・アルトワークス」

Img_1968 LAショーも開催したけど、東京の残りを。

 で、ワークス復活!とメディアでは絶賛な感じだ。

 なるほど、グレーの渋いボディカラーがアルトの新たな展開を感じさせたけど、座ってみれば相変わらず質素というか、どうも安っぽい雰囲気が漂う。

 ペナッとしたドアの内張りはもとより、2階建て風に継ぎ足したかのようなミッション・コンソールなどは、ほとんど日曜大工の世界でビックリ。

 「アルトの上級版であるターボRSに対し、こちらは走りの仕様ですから」と開発の方。え、RSって上級? スポーツ仕様じゃなくて? と問えば「足を柔らかくしてます」だって。うーん。

 いや、結局は付加価値をどう考えるかなんだけど、個人的にはRS、ワークスとも同じように引きずった安物感が結構残念なんである。方向性が違うと言いつつ、結果的にはスポーティなRSと、もうちょっとスポーティなワークスって格好だし。

 付加価値を考えるなら、単に走りだけじゃなく、クルマ全体で表現して欲しいと。スポーティでも上級でも、それぞれにもっとしっかり作り込んだ価値が欲しい。

 いや、アルト自体が質素を突き詰めたようなクルマだから、バリエーションも基本同じということなんだろうけど、そのアルトがスタイルを含め実に面白い存在なだけに、せめて追加仕様ではより広い価値の幅が欲しかった。

 もちろん、スズキとしては、だったらラパンや近々発表のイグニスを買ってくれってことなのかもしれないけど。

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クルマ散策:どう扱う? VW不正問題

Vw_2 三菱やトヨタのリコール問題ではほとんど無風状態だった日本の自動車メディアだけど、やっぱり海の向こうの話は扱いやすいのか、それなりの反応を示しているみたいだ。

 ただ、たとえば各誌に執筆するジャーナリストがどこも同じだったり、あるいは真相の追求前から早くもVWの擁護に走る人もいたりする。

 中には「VWは有罪だけど、東京モーターショー・ブースで心ない言葉を浴びせるのは止めてほしい」などと、いささか頓珍漢で大きなお世話を書く評論家もいた。

 さらに、雑誌『ベストカー』の国沢氏コラムでは、この件についての氏への批判なんてものが明かされ、ついでにVWの問題とは何の関係もない業界の暴露話まで登場。これまた日本の自動車評論界の現状を示していたりする。

 けれども、日本の自動車メディアがVW問題にユルいかどうかの判断はまだ早く、たぶん今後の対応如何じゃないかと。事件の第一報に対する反応の後、じゃあこれからどうするのか?

 事実確認をはじめ追いかけ方は様々だろうけど、個人的にはクルマの排ガス規制や基準、検査、あるいは燃料自体について考えなくてはいけないんじゃないかと感じている。

 そもそも、今回の不正はクルマの排ガス試験の難しさ、複雑さが背景にある。もちろん、試験は一定の基準で行うわけだけど、たとえばNOxにしても実際にはわずかな使用環境の変化で排出量も変わるわけで、どこが真実なのかが実にわかりにくい。

 それはガソリンエンジンのCO2も同じこと。ウソかホントか、誰もが危機を口にする地球温暖化を考えるなら、むしろいま世界中を走るガソリン車の方がよっぽど問題の筈だけど、そこも基本は曖昧なままだ。

 また、排ガス規制じゃないけれど、身近な燃費試験だって話は同じだろう。たとえば、JO08モードが実態には即していないのは誰もが知っているけど、まあ違法でもなく曖昧のまま放置状態だ。

 さらに、エコカーの代表であるEVだって、普及後の大規模な充電環境を考えれば、本来エネルギー政策自体にも目を向けなくてはいけないし、大量生成には多くの電力が必要だという水素もまた。

 ま、この辺は「いや、まあだってソコはさあ・・・」なんて範疇の話だったかと。事実だけど、ツッコまないし、あえて深く考えないというのがお約束という。

 けれども、そこに落とし穴が隠れていたというのが今般のポイントだ。そうであれば、今後は一切の”お約束”はナシとするのが自動車ジャーナリズムの前提になるんじゃないかと思うんである。

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雑誌記事:記事が掲載されました

Photo 本日発売の雑誌、『ホリデーオート』に記事が掲載されました。

 今回は「女子力」特集内でのコラムを一部書かせていただいています。以前、トヨタの「ハピカラ」の取材を行ったことがあり、それに次ぐかたちでの女子力取材です。

 取材は東京モーターショー会場で行いました。今回はコンセプトカーメインではなく、既存車に関しての取材を数社でイッキに・・・と思っていたのですが、改めて会場を回ると、どのメーカーも現行車種はほとんど展示していないんですね。

 かつては、自社の既存車をズラリと並べて、「ここで全部見て触って帰ってください」というブース内容でしたが、なるほど会場が狭くなったいまではそんなことはできないんですよね。

 なので、既存車の開発スタッフもほとんど会場にはおらず、取材内容によっては結構不便であることが分かった次第です。

 そんな中、ホンダで取材したデザイナーさんが別の仕事関係の知り合いだった・・・という偶然があったり、なかなか面白い取材でした。いや、世の中狭いです。

 では、よろしければ書店にて。

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クルマ散策:東京ショー散策「ダイハツ・tempo」

Tempo 何となく、ホッと安心できる展示ブースになっているかと。

 先の見えないコペンに展示を絞った今年初めのオートサロン、少々度を越してしまったウェイク、だんだんカッコ悪くなるムーヴ。そして、ライバル前提視のキャストなど。

 何だか最近のダイハツには妙な違和感を持っていたところだったんである。技術はあるけど、どうも商品化の方向性が定まっていないというか、浮ついているというか。

 その点、今回のショーはブレていない。文字通りの移動店舗であるtempoや、タントをより身近にしたHinata、利便性を徹底追求したNORIORIなど、無茶な感じがしない提案を、無理のないテイストでまとめていた。

 もちろん、いささか発想が狭いというか、チマチマと小さくまとまり過ぎの企画じゃないの?という指摘もあろうけど、こういうアプローチを地道に続けて商品に生かすのはアリだと思う。

 ただし、軽規格についての新提案がなかったのはとても残念。税金が値上げされてから初の東京ショー、排気量見直し提案などは最低限欲しかったし、HVやディーゼルなど、より余裕のあるパワーや実燃費に対応した提案もまた然り。

 たとえばこのtempoしたって、重くなる車重やたくさんの積載物に対し、余裕のあるパワーでしっかり走り、実際の燃費もいいですよ、という提案もまた身近な発想のはず。

 自慢のイーステクノロジーがそうだけど、あくまでも軽量化と空力特性、そしてエンジンの効率化でジリジリ燃費を攻める、というのはちょっと違うと僕は思うので。

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クルマ散策:東京ショー散策「日産・IDS」

Img_2021 何だかこう、実がないなあと思うんである。

 前回東京ショーのIDxに続き、サプライズでの登場となったIDSは、とくにニュースメディアでの注目度が高く、それなりに話題みたいだ。

 けれども、自動車メディアでの扱いがあまり大きくないのは、自動運転という技術が実用化にはまだ遠く、それをテーマにしたコンセプトカーはちょっとどうなのかな?という肌感覚があるからかと。

 クサビ型のシャープなボディはなるほどスマートだけど、じゃあこれがEVや自動運転を何か具現化したものかというと、とくにそういう必然性も感じられない。自動運転と徹底した空力性能って直接リンクしないし。

 それでも、実際にはゴーンさんが報道番組に出演して自動運転の素晴らしさを朗々と説き、その背景にこのクルマが輝いているという格好だ。その落差に結構な空疎感を抱いてしまう。

 ただ、Vモーショングリルに加えてフローティングルーフなど、よく見れば最新の日産デザインの文法に沿った造形になっている。だったら、自動運転などと言ってないで、「こいつを日産のHV専用車にして年内に販売します」くらいの提案がちょうどよかったんじゃないか。

 折しもプリウスがおかしな恰好になったようだし、直球デザインのIDSをひと回りほど小さくして、真っ向ライバルに仕立てた方が日産ラインナップとしても面白いかと。

 少なくともIDxと同様、単なる打ち上げ花火にするくらいだったらね。

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クルマ散策:東京ショー散策「マツダ・RX-VISION」

Img_2008 ある意味、とても純粋なところにいるんだろうなと思う。

 長いノーズは事前公開画像でのイメージとおりで、同時にパンと張ったショルダーラインの大きな流れもそのまま。ただ、とくにボンネットなどには予想よりも強い抑揚があって、単にコスモスポーツの21世紀版といった単調な回答じゃなさそうだ。

 いずれにしてもKOERUまでとは違って、SHINARIに準じた造形じゃない。じゃあ、これが魂動デザインの新しい試みかというと、そこもあまりピンとこない感じで。

 マツダとしては、新世代ロータリーで「将来こんなのが出来ればいいなあ」といった文字通りビジョンを示したらしいので、実はそれ以上大きな意図はそもそもないのかも。

 ありていに言って新しさは特段見えず、古いと表現してもいいかもしれない。古典的ロングノーズ・ ショートデッキのスポーツ。低さはロータリーの証かもしれないけど、長さに意味はなさそうだし。

 何ていうか、それよりもどうせビジョンだったら「とにかく美しく」ということなんだと思う。いまのマツダデザインの高い意識と、同じくレベルの高いモデラーの技術を如何なく発揮して、理屈抜きに美しいものを造ろうと。

 僕は、それはそれで展示車として成立し得る話だと思う。少なくともいまそんなことをやるメーカーは他にないし、それだけ純粋なところで仕事ができているのかと。

 けれども、そうであってもそんな美しさの中に、やっぱり新しい提案を見てみたかったというのが本音かもしれない。もちろん、えらく贅沢な希望ではあるんだけど。

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クルマ散策:東京ショー散策「スズキ・イグニス」

Img_1975 事前画像を見た中でイチバンの期待だったのがこれ。

 メガネモチーフのフロントランプや、フェンダーから引かれるシャープなショルダーラインなど、基本アルトと同一の表現は、まあ和田智氏のデザインかと。それでもアルトと異なるジャンルの佇まいになっているのが巧いところ。

 キックアップしたグラフィックラインとリアガラス、リアランプの組み合わせがハイライトか。とくに斜めの動きを持たせたリアランプの質感と表情は「引き出しの数が違う」としか言いようがない。厚みのあるバンパーも、いい意味で日本車離れしたリアパネルを作っているし。

 ジウジアーロの思想を継承する和田氏が、初代セルボのモチーフを散らした実用車を手がけたのは興味深いところだ。妙なラインや凹凸がなくても躍動感はもとより、強い個性が出せるというお手本かもしれない。

 一方、スズキのコンパクトらしく内装も簡素だけど、ドア内張りなどをはじめ、もう少しクオリティを上げた方がいいかなとは思う。プレミアムカーじゃないけれど、アルトとは違うわけだし。それと、エンジンはマイルドハイブリッドだけじゃなく、ストロング版か、もしくは発表済みの小排気量ダーボが欲しいかな。

 個人的なことを言えばSUV趣味はないし、1595ミリの高さも要らない。そういう意味では、次期スイフトもこの路線だといいな、なんて思ったりするんである。

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クルマ散策:東京ショー散策「スバル・インプレッサ5ドアコンセプト」

Img_2003 未見のコンセプトカーでは、今回いちばんの期待だったんである。

 気持ち寸詰まりで垢抜けないインプレッサと、そこから跳躍できなかったレヴォーグ。緊張感を欠いたフォレスター。ようやく落ち着いたけど実質日本サイズを見切ったレガシィ。

 面白いメーカーと思いつつも、しかし心底魅力を感じるクルマが見当たらないスバルが、久々に放つ量産車前提のコンセプトだ。そりゃあ期待も膨らむ。さらに、ダイナミックかつソリッドという造形コンセプトも完璧だし。

 なんだけど、いやはやどうしてこうなっちゃったんだろう。

 いまさらな大型フロントフェンダーから続くキャラクターラインはいかんせんクドく、さらに強いショルダーラインとぶつかっていて、まるでボディ上下で異なるクルマが合わさったかのよう。

 躍動感なんて簡単に言うけれど、”ソリッド感”を大仰なフェンダー処理に当て込むような安易さはどうなんだろう。ボディ前後、とくにリアなどは結構シンプルにまとまっているだけにチグハグで。

 近年のスバルは、レベルの高いコンセプトカーに対して残念な量産車というパターンが常だった。実はスバルもそれを気にしていたようで「今回はコンセプトカーに近いものになる」とのアナウンスがあったとか。

 そしたら今度はコンセプトがこうだもの。まあ、量産版ではもう少し現実路線になるんだろうけど、そもそもアプローチ自体がいけない。

 これまでまさにソリッドに成長してきたVIZIVにまで妙なラインを引いてしまった今回。少ないラインナップ、もっと大切にしたらいいのにね。

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