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Drive My Car:ちょっとだけ入院

30 愛車ジェミニがちょっとだけ入院しました。

 まあ、トリップメーターとワイパーの故障という、何てことないものですけど。

 トリップメーターはもちろんデジタルなんかじゃなくて、懐かしい機械式カウンターです。ちょっと前から動きがおかしくて、リセットボタンを押しても「2220」とか「4760」とか意味不明な数字になってしまい、ゼロに戻らないと。まあ、走行には関係ないですけど、燃費とか計ろうかなと思っても結構面倒で。

 ワイパーは、先日移動中に小雨が降ってきたのでスイッチを押すとまったく動きません。何度かスイッチを動かしてもダメで、困ったなとコンビニの駐車場に入った途端、なぜか急に動き出しました。こりゃイカンなと。

 トリップメーターは、まあ何しろ新品がありませんので分解修理です。メカニックさんからは「できれば中古部品をキープして欲しい」と言われたのですが、オークションでもなかなか見つからないんですよね。マイナーチェンジ後ものは割と出ているんですけど、僕のジェミニは初期型なので本当に厳しい。

 結局、回転パーツの一部が欠けて下に落ちていたそう。何とか接着してもらい、今回は完治しました。

 ところで入院中の代車は日産ADバンでした。あ、バンかと思ったのですが、まだ新車状態だったので比較的快適でしたね(笑)

 高速を走っていると一番カッ飛ばしているのがバン、という場面をよく見かけますが、今回首都高と中央道を少し走って納得でした。軽さやギヤ比の影響なのか、まあたしかによく走る。決して快適じゃないですけど、仕事で急いでいたらこりゃガンガン踏むでしょうね。

 あ、ちなみにワイパーは故障が再現せず、今後の様子見になってしましました・・・。

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新車心象風景:マツダ・CX-3

Cx3 方向性が明確であるというのは、たぶんこういうことなんだと思う。

 デミオベースという話が事前にあったときは、たとえばVWのクロス・ポロ的なイメージが頭に浮かんだけれど、実際にはそういう話じゃなかった。大きくはないけれど、3ナンバーの伸びやかなボディはどちらかというとクロス・アクセラな感じだ。

 そんなCX-3には、コンパクトSUVとしての新しい提案がないという指摘が一部にある。なるほど、パッケージや使い勝手、あるいは機能にコレといった新機軸は見当たらない。内装はほぼデミオのままだし。ジュークやヴェゼル、あるいはフィアット500Xなどのライバルとしてはいささか寂しいという意見もわからないではない。

 けれども、ラインナップを貫く明快なデザインテーマや、丁寧な内外装、新世代プラットホームに最新ディーゼルという、いまのマツダが推進する商品テーマでコンパクトSUVがまとめられたこと自体が提案であり価値である、という考え方はできるだろうと思う。

 つまり、妙な思いつきを無理して盛り込まなくても、いまの商品作りの思想でまとめることで「いいクルマ」ができるとしたら、実は日本車では結構稀有なことであって、それこそが他社との違いだと。

 スタイルも、ずんぐりしたデミオの再来を危惧していたけれど、前後から走るキャラクタ―ラインは比較的素直に伸びて、ボディに妙な谷を作ることなくスッキリしている。もちろん、CX-5より小さいのに、より真横へ伸ばしたフロントランプの安定感もいい効果が出ているし。まあ、リアピラーのブラックパネルが安っぽいとかはあるけど・・・。

 こういうアプローチは、欧州でシェアを維持するマツダらしいと言えるのかもしれない。たとえば今年の欧州イヤー賞のパサートは、新規のプラットホームと高品質のVW最新デザインで、「iF ゴールドアワード(デザイン)賞」も同時受賞している。飛び道具的な新提案はないけれど、最新のデザイン言語を中心に全体として「新しいセダン」像を打ち出しており、真っ当にちゃんと作りましたっていうことも含めてCX-3に通じるところは結構大きいかと。

 で、CX-3に足りないものを感じるとしたら、個人的にはカラーとエンジン・バリエーションなんである。

 カラーはマツダのラインナップ全般に言えることだけど、イエローやグリーン系の配色がほぼないのがもったいない。まあ、当面の「SHINARI」系デザインには似合わないという判断なのか、あるいはそれぞれモデル後半にとってあるということなのか? 内装も黒か白だけだし。

 エンジンは、SUVとして高トルクのディーゼルにわざわざ絞ったのだから、ここで2リッターのガソリンを追加してもあんまり意味がないのは分かる。だったら、1~1.2リッターくらいのダウンサイジング・ターボで200万円くらいに抑えれば別グレードとして成立するんじゃないかと思うんだけれど、マツダが小排気量ガソリンターボに消極的なのはご存じのとおりだ。

 まあ、ここはさらに効率を高めるというスカイアクティブの次のステップを待つということなのかもしれないけど、実はそこがマツダの好調持続のポイントでもあるんじゃないかと思ったりする。苦労してガソリンエンジンの熱効率を上げても、それ自体は意外に商品力にならないのは現状で明らかになったことだし。

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雑誌記事:デザイン記事が載りました

Photo_2 デザインに関する記事が(少しだけ)掲載されました。

 今回は久々の紙媒体。本日発売、「ホリデーオート」での新型カローラの紹介記事です。

  カローラシリーズは先月末にビッグ・マイナーチェンジをしました。ご存じのとおり、最近のトヨタの「喝入れ」パターンで、顔付のイメージをまったく変えてしまおうというものです。SAIやマークX、ヴィッツ、カムリなど、続々と「変身」しています。

  冊子後半、見開き2ページの紹介記事の中にある”囲み記事”で、少しだけインタビュー記事を書いています。

  自分としては、試乗インプレッションがあるんですから、「デザインインプレッション」があっていもいんじゃないかということで、まずは第一歩と・・・。今回は小さな囲みで限られた文字数でしたが、今後は内容的にもより展開して行けるといいな、と思っています。

 それでは、お時間がありましたら書店にてお求めください。

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新車心象風景:ホンダ・S660

660 何かこうひとつ、どうもスッキリしないんである。

 S660は、一般紙の記事を賑わすほどの注目作である一方、プロトタイプを試したジャーナリストの声は、当初から絶賛一色というわけでもないところが興味深い。

 いわば遊びの延長上に楽しい走りを見据えたビートに対し、本格的スポーツカーを目指してしまった企画はいかがなものか。逆に、あまりにビートをなぞった企画は常に新しい発想を追いかけるホンダらしくない。そして、この高価な2シーター・スポーツの販売が息切れするのは案外早いのではないか、など。

 本格スポーツ云々は、実はそれほどユーザーへの影響はないと僕は思っている。非力なエンジンを当時最先端のインジェクションで引っ張ったのも、あるいは最新のスムーズなターボエンジンで加速するのも、スポーティな運転という広い括りでわりと無理なく拾えるんじゃないかと。

 いや、「ミッドシップ・アミューズメント」というアプローチこそが外せないという諸兄は、それはビートのみに与えられた奇跡と認識し、早々に程度のいいタマを確保するしかないんである。

 ビートをなぞった件は結構面白い。ご存じのようにホンダは、たとえば若干26歳で大抜擢されたLPL自身がビートの後継を作ったつもりはなかったと言うし、S660の原型であるEVーSTARのデザイナー氏もまた、ビートを意識したものじゃないと語っている。

 まあ、でもこれはビートでしょう。ターボだろうがタルガトップだろうが、どうひっくり返って見てもビート後継という以外の表現はあり得ない。「でもしか話」はアレだけど、ビートがなかったらS660がこの姿カタチであったかというと、ちょっとね。

 いや、そうじゃなくてこれは「ホンダスポーツ」なんだという声高な主張は、若い世代の本音が盛り込まれつつも、実はこのクルマの微妙に曖昧な感じを生んでいる気がするんである。

 そして、意外と早い息切れは僕も同感だ。それはビートがいまに語り継がれる傑作であっても、実は爆発的な販売数というわけじゃなかったのと同じで、2シーターのオープンボディという、高温多湿、一家に一台の日本にはもっとも不向きな乗り物であることは変わっていないので。

 じゃあ、S660はダメなクルマなのかといえばそれも違うだろう。200万円もするんだから当然とはいえ、実によく作り込まれたミニ・スポーツだ。こんなクルマがホンダに1台あったっていいじゃないかという声があれば、それは理解できると。

 で、実は2シーターのオープンという点では、話題の新型マツダ・ロードスターも同じだ。けれども、それを承知のマツダは、世界3拠点同時発表という方法を選び、もとよりオープン市場のある欧米を含めた販売展開を計画している。

 一方でS660にはそういう展開が少なくともいまの時点では見えないんである。日本限定の軽規格に止まり、一方でコペンとは違って面倒なキャンバスのルーフを残した。どちらもこだわりなのはわかるけど、じゃあそれは一体誰のためのこだわりなんだろう?

 何やらスッキリしないのは、開発陣の熱い仕事ぶりは十分理解できつつも、その想いとプロダクトが、実はどこを向いているのかが見えにくいからなのかもしれない。

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