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雑誌記事:「カービュー」コラム掲載しました

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 クルマ専用サイト、「カービュー」での不定期コラム、2回目が掲載となりました。

 今回はレクサスを筆頭に「ファミリーフェイス」について、です。

 初回の掲載では、ここでの記事とだいぶ傾向が違う・・・とのご意見をいただきました。それはそのとおりで、まったく異なる媒体で、趣旨も違うわけですから、自ずと傾向も異なります。

 ただ、自分らしい記事かどうかはもちろん重要です。今回は新しい「場」をいただいたわけですが、そこでいかに自分らしい、あるは自分しか書けないコラムにするかがまさに課題ですね。

 今後、テーマは様々になると思いますが、その点を模索しつつ、他にはない記事を目指したいと思います。

 それでは、下記サイトにてよろしくお願いいたします。

 http://carview.yahoo.co.jp/article/column/102015/

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新車心象風景:トヨタ・ノア、ヴォクシー

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 なんでわざわざ下品にするのか、と思う。

 日本国内で、かつ「子供と一緒に」という実に特殊な用途に特化した5ナンバーのドメスティック箱型ワゴン。そんな限定市場で日産セレナやホンダのステップワゴン、それにトヨタの2台が競り合う構図なんである。

 そのこと自体にも是非があるかと思うけれど、まあ相当な支持をされているのは事実なわけで、とりあえずメーカーが放っておけない市場なのは理解できる。ただ、仮にそうだとして、そこでどういう魅力をユーザーに示すのかが肝心なところだろう。

 クラスをリードするセレナは、先代から広さと使い勝手という基本部分をアピールして成功し、現行では「なんちゃってHV」も功を奏しているみたいだ。けれども、同様に大きな牽引力になっているのは「ハイウェイスター」というカスタマイズ版なんである。

 当初カジュアル&スポーティで登場したステップワゴンも、じきにスパーダを出し、トヨタの場合はノアに加えてヴォクシーを登場させたと。

 そりゃあ国内限定市場なんだから、ヤンキー大国ニッポンとしてはカスタムは欠かせないと。それは同じく限定市場の軽自動車とまったく同じ話で、いまや標準車の方がマイナーな感じ。いや、カスタム版の方が装備もよく、グレードが上なんていうのも常識なんである。

 なんて共感したいところだけど、そうもいかない。新しいノアとヴォクシーを見るにつけ、やっぱりもういい加減にしたらどうなの? というのが実感だ。

 なにしろ、ノアに対するカスタマイズ版がヴォクシーとも言えたのに、今回はそのノアにエアロ版を作り、なおかつヴォクシーにも別途エアロ版があるという冗談みたいなことになっている。これを、開発主査が「4つの顔を持たせました」とか「毒のあるカッコよさを追求しました」なんて自慢するあたりは、もはや常軌を逸しているとしか思えない。

 たしかに、近頃はマーケット・インなどという便利な言葉があるけれど、それはたぶん「媚びる」ど同義じゃない筈だろう。美的感覚が?な日本のユーザーが底割れな選択を繰り返し、メーカーも負けじとさらに底割れな企画で追随する。

 ニーズに合っている、支持されていることが「絶対」という意見が常にあるにせよ、このバカげた商品に賛同するのはいちクルマ好きとしてあり得ないと僕自身は思う。それはある意味無責任と言える判断でもあるし。

 だって、日本で便利な5ナンバーで、可能な範囲で広く、そして便利なシートアレンジを取り入れるにしても、もっと美しいスタイルにすることは可能な筈でしょう。もちろん、それが日本独自のスタイルだとしても、わざわざ下品にする必要はないんである。

 先のセレナが、一方でプレーンなボディにも好評の理由があると考えられるなら、いわば後発のノアにはそのあたりをより発展させる発想が欲しかったとも思う。しかも、フルHVを売り物にするなら、なおさら新しいスタイルの提案があってもよかったと。

 そういう可能性を示すこと、あるいは啓蒙を行うことだって、メーカーのやるべき重要な仕事だと思うんだけど。

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クルマ散策:阿蘇レンタカー・ツーリング

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 熊本への出張ついでに、阿蘇方面へレンタカー・ツーリングをしてきました。

 ”車種お任せ”にしていたレンタカーは、日産ノート。加給器なしのベースグレードです。最近出張先ではずっとマーチが続いていましたが、今回は”国産”ですね。

 仕事の翌朝にクルマを借り、昼前には阿蘇に到着。そのまま内牧温泉にある「いまきん食堂」へ。ここは、阿蘇のあか牛ステーキ丼で行列のできる店。今回僕は比較的すぐに入れましたが、直後には大行列になっていました。

 食後は、阿蘇駅近くの隠れ茶房「さ蔵」へ。ここは旧い蔵をリノベーションしたお洒落なカフェ、ということで行ってみましたが、少々凝りすぎでした。店構えをあまりに小ぎれいに整えたり、オーナーさんが妙にきっちり丁寧だったりると逆に和めないんですよね。その辺の塩梅は微妙です。

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 その後は阿蘇登山道へ向かい、草千里を散策して宿へ。阿蘇は緑の濃い夏ばかり来ているので、枯れ草色一面の風景はまた別の美しさがありました。この日は南阿蘇の公共の宿です。

 翌日午前中は阿蘇神社へ。ここは豊富な阿蘇の湧水がすばらしく、いつも気持ちをよくしてくれる場所です。で、この神社近くにあった女学校跡を改装したアンティーク・カフェ「Tien Tien」が午後の目的地。

 旧い木造建築をリノベーションした店舗は最近の流行でもありますが、その流れは阿蘇にも来ていたようで、ここはゆったりできる「当たり」の店でした。

 2日目の宿は、熊本では毎回訪れる「わいた山温泉」へ。ここは、すぐ隣の黒川温泉と違って隠れた名湯と思っていたのですが、何と先日NHKの朝番組で紹介されていて驚きでした。ただ、それで妙な人気になっているということもなく、今回もゆっくり過ごすことができました。

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 最終日は、もうひとつチェックしていた地元のカフェ「BEAR」。クルマ1台がやっとの細い山道を10分ほど登った小高い丘にある店は、落ち着いた内装と美味しいメニュー、そして絶景が用意されていました。

 7年ほど前にご夫婦でオープンしたそうですが、山道に入る看板は実に小さく、まさに隠れ家のような存在です。よき時代のサンスイのアンプとヤマハのスピーカーが鳴る店は、ここ小国町の新しいお気に入りになりました。

 その日の午後には大分道を走って博多に移動、新幹線で帰途へ。

 何度か書いていますけど、28年前のコンパクトカーに乗る自分にとっては、たとえ軽であっても現代の車はどれも便利で高性能なクルマです。ベースグレードのノートも、わずか1.2リッターエンジンながら、もっとも効率よく出力を引き出すCVTがまさに最新なところ。今回、阿蘇の登山道をほぼ2000回転を維持しながらドンドン登って行くのには感心しました。

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 もちろんキーレスエントリーやオートライトは便利だし、アイドリングストップによる省燃費性能は、全行程400キロをリッター20キロ以上で走り、燃料計はまだ半分・・・といったものでした。後席もドーンと広いこのクルマに、一体何の不満があろうかと。

 と言いたいところですが、そう簡単ではないですね。マーチほどではないにしろ、ゴーゴーとタイヤがついた”ガラン胴”に乗っているかのうような感覚がまず残念です。3年も4年もかけて作ったのがコレ?という安普請な内装は、その残念さを大きく助長しています。

 先のエンジンも、いざ長い直線道で加速しようとすると気持ちに速度がついて来ず、トルクを筆頭に出力の絶対的な低さが露呈します。いえ、力がないことがダメということじゃないんですけど、便利機能と低燃費一辺倒でやってきたここ数年の国産車を3日間体験して、まあこういうことなんだよなあと。ノートとして、全グレードがスーパー・チャージャー付きって話にどうしてならないの?とか。

 安くて便利で燃費がよくて、とてもつまらないクルマ。高機能の象徴であるHV旋風の一方で、そういうクルマがずいぶんと増えてしまったのでしょうか。

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