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雑誌記事:マガジンX・8月号発売

Magx08

 「ニューモデル・マガジンX」、8月号が発売になりました。

 今号も無事企画がとおり、2ページ分執筆させていただきました。

 新聞などで取り上げられていたのでご存知の方も多いかと思いますが、全国35道府県の知事が集まり、「高齢者にやさしい自動車プロジェクト」なるものが進行しています。今回は本プロジェクトの内容を取材しました。

 最近は軽自動車や小型モビリティの取材が続いていましたが、今回もその流れになるかと思います。

 プロジェクトの窓口は福岡県なのですが、もしろん地元に行く時間&経済的余裕はないので、半蔵門にある同県東京事務所で取材を行いました。

 ところで、そのお隣のビルは「東京MXテレビ」のスタジオ。最近よく見ている「5時に夢中」という少々お下品な番組の収録場所で、「あー、ここだ、ここ」なんて思いながらの取材でした。

 それでは、よろしければ書店にてお手にお取りください。

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新車心象風景:日産・ラフェスタ・ハイウェイスター

Lafesta

 なるほど、うまいこと考えるなあ、と感心しつつ、何だかなあとも思うんである。

 オリジナルは「ジョイ」として残し、人気のハイウェイスター版としてマツダ車を売る。一応、違うクルマ扱いとして、ここはカタチが違ってもOK。

 そのスタイルは、フロントバンパー周りを大きく修正し、例の波形サイドラインは消した。イメージを変えるため、比較的大きな手直しをしたこのやり方を、雑誌はもとより、経済系のTVニュースまでもが、「OEMとしては画期的」とかなりの高評価ぶりだ。

 けれども、巧妙な商品企画はともかく、ことブランドの話としては、もう相当な疑問なんである。

 現行プレマシーは、フルモデルチェンジながら、サイドウインドウを先代と流用する制限の多い”変更”だった。そこに大きな開口部を持つバンパーを与えてマツダフェイスを作り、例の波形ラインで近年のコンセプトも盛り込んだ。

Premacy_2

それがつまり、いまの「マツダらしさ」であり、デザインからのブランドアプローチとして、一定の成果を出していたとは思う。

 今回日産が施したのは、そのバンパーやボディサイドの”特徴”を取り払う作業で、張り出したフロントホイールアーチや横型に変更したリアランプを除けば、ほとんど先代プレマシー(写真3枚目)に戻したような内容だ。

 クセのなくなったフロントはメッキグリルでハイウェイスターを演出。ボディサイドは、もともと波形ラインと交錯していたキレイな1本ラインがあるので問題ない。このあたり、日産のデザイナーも「エルグランドっぽくできた」と結構満足なんて話も聞く。

 けれども、こんな風にバンパーとサイドラインをどうこうで「マツダらしい」とか「日産っぽい」なんてことなら、一体クルマのデザインって何なんだ?って話だ。

 いや、勘違いしないでほしいのは、その「お手軽」加減がいけないということじゃなく、デザインという行為自体の意味すら危ういという話だ。

Old_premacy

 だって、「流」だ「靭」だと社運を掛けたようなコンセプトカーを連発したり、デザイン担当を常務に迎えてデザイン本を出したりしている一方で、所詮クルマなんかバンパーとグリルを変えちゃえば、まあ大抵はごまかせる代物なんだよと言ってるわけでしょ。それって、自動車デザインの地位向上を謳う自分たちの首を絞めるようなやり方じゃないか。

 もし、そこに「効率」という言葉を持って来たいのであれば、最初から自動車デザインが奥深いものなどと口にするべきじゃない。ハッキリ「金儲け」のための、単なるあざとい手段だと告白すればいい。

 これは以前も書いたけれど、僕はOEM自体には異論がなくて、ただ、それはいろいろな意味で影響の少ない次元で抑えるべきだとは思っている。その点、軽自動車はその範囲内だと認識しているけれど、こうした大きなミニバンなんかは、自分の感覚ではもともとOUTだ。

 さらに、デザインを結果的に軽視するような企画であればなおのことイケナイ。先代のプレマシーと現行プレマシー。そしてラフェスタ。この3台がべつのクルマとして存在するなんて何てバカげていることか。

 だから、TVが「これは注目すべき商品」とコメントしたり、雑誌が「こんなに違う両車」などと書くほど、ますます違和感を感じてしまうんである。

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新車心象風景:トヨタ・プリウスα

Prius

  この震災で実車もなかなか用意できないのに、すでに5万台近い受注を記録したのは、やっぱりプリウスというブランド力なんだと思う。

 で、そのブランド力がポイントだ。

 もともと現行プリウスの掟破りな価格設定は、他社はもちろん、自社のミディアムクラス車の存在すら危うくすると言われていた。実際、同じような金額を出すならマークXよりいいや、というユーザーは少なくないと思う。

 そうして投入したαはウィッシュやアイシス、他社ではストリームだのプレマシーといったミニバンはもとより、レガシィのようなワゴンまでも相当な影響を与えているんだと思う。

 さらに、年末頃に発売といわれるコンパクト版の「C」では、ヴィッツやラクティス、他社ではマーチはもちろん、いよいよフィットも射程に入れて「根こそぎ」なんて声もある。

 ただ、そうやって同クラスの上級車種と変わらない値付けができるほどHVシステム=THSⅡが”普通”の動力源になったとき、プリウスブランド以外のクルマの魅力は何だろう、って話なんである。

 トヨタはαを輸出前提で作ったけれど、じゃあ国内ではべつにアイシスHVでよかったかと言えば、やっぱりプリウスだからこその爆発的受注なんだと思う。

 実際、レクサスHSの廉価版であるSAIは、HV専用車であるにも関わらず苦戦中だ。これが、顔つきを変えてプリウスS(セダン)として売っていたら、状況は大きく変わっていたんじゃないかと。

 同じく、仮にCが150~160万円で登場、大ヒットしたとして、じゃあヴィッツHVを同じ値段で出したら同様に売れるかっていうと、たぶんそうは行かない。

 そうなると、ヴィッツやラクティスはHV以外に相応の特徴が必要になるわけだけど、これがどう考えても価格差しか思いつかない。Cが150万円前後なら高くても110万円くらい、つまり1.3リッター以下の廉価グレードみたいな。もう、1.3の上級やRSを含めた1.5リッターは価格的な説得力を完全に失ってしまう。

 けれども、同車格で大幅な廉価を実現させるなど、パッソあたりを見ればロクな商品にならないのは明らかだ。そもそも、車種が違えばそこには異なる魅力があるべきなんだけど、その差異が残念な”思いつき”レベルなのであれば、ヒットブランドの相手には到底ならない。

 いや、たとえばトヨタ以外のマーチにしたって、コスト云々じゃなく、この愛らしいスタイルは他に代え難いっていう存在にしていれば、もしかしたらプリウス旋風に対抗できたのかもしれないし。

 αの登場は、一球入魂の商品展開を怠ってきたトヨタのラインナップを、図らずも露呈した感じだ。それぞれの車種にはそれぞれのブランド力があって然るべきなのに、そういう次元にはして来なかった。

 もちろん、プリウスシリーズがその分しっかり売れてくれれば、トヨタとしては何の問題もないのかもしれないけれど

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新車心象風景:ホンダ・フィットシャトル

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 今日、ホンダ青山本社で行われた、フィット・シャトル発表会に行って来ました。

 ずい分前に、スズキのMRワゴンで「デザイナー・インタビュー」をやったのですが、その後震災もあり、すっかり発表会もなくなっていました。

 ようやく最近復活してきましたが、その中でも、このクルマならデザイン・インタビューになるかな、ということで行って来ました。

 下記サイトにて是非ご覧ください。

 http://carnifty2.cocolog-nifty.com/sugimoto/2011/06/post-a8d6.html

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Drive My Car:霧が峰トレッキング・ドライブ

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  雑誌記事の入稿が済んだところで、信州は霧が峰まで、トレッキング一泊ドライブに行って来ました。

 先日、下道を使った山中湖までのジェミニ・ミーティングはありましたが、高速ドライブは久々です。中央道の国立から諏訪ICまでは、空いていればわずか1時間半強。ここから県道を一気に駆け上げれば、30分で霧が峰到着です。

 梅雨の晴れ間の東京は蒸し暑いですが、さすが高原は涼しく半袖では寒いくらい。クルマを宿の駐車場に一旦置かせてもらい、チェックインまでの数時間はトレッキングへ。

 地元、八島湿原や、そこから少し登った諸見岩までは想像以上に美しく、久々の「運動」も苦にはなりません。途中、カフェを併設するフュッテで休憩すると、壁の棚には何とビル・エヴァンスのLPジャケットが。

Lp

 聞けば若いオーナーがジャズ好きとのことで、早速キース・ジャレットの新作を聴かせてくれました。部屋の隅に置かれたステレオは僕が高校時代の”普通”のセットで、パイオニアのシンセチューナーが懐かしい! こんな湿原の真ん中で、珈琲を飲みながら古いステレオで新作のジャズが聴けるなんて、何とも不思議です。

 で、今回の宿は「鷲ヶ峰ふゅって」。フランス料理店で修業したオーナーによる美味しい料理と、簡素ながら隅々まで気が配られた館内の調度品やアメニティが魅力の山小屋です。

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 その美味しい夕食の後、館内を見回すと今度は懐かしいソニーのオープンリールが。これもオーナーの趣味で、ずっと壊れていたものが2年程前に復活したそう。テープはまだドイツ物が手に入るそうで、いまでもLPを録音して聴いているとか。山小屋オーナーには古いオーディオ好きが多いんでしょうか?

 翌日は午前中に軽いトレッキング。今度は地元ガイドさんにお願いしてのコースで、やはり案内があると面白さも膨らみます。3時間ほど歩いて再び宿に戻り、お昼に特製インドカリーをいただきました。これはこの宿の”売り”で、このカリーを昼食にとるためだけに訪れる人も多く、当日も年配のご夫婦が来ていました。

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 その後、ビーナスラインを走って、フランス車ミーティングで有名な車山高原へ。ガンガン走り込みに来たインプレッサやアルファを見下ろしながら、車山山頂まで再度トレッキング。いやあ、最近はホントに「山ガール」って多い!

 下山後駐車場に戻ると、となりにピカピカのY30セドリックが。ナンバーは二桁だし、オーディオも純正カセット式がそのままだったので、きっとワンオーナーなんでしょう。運転席ドアノブの”テンキー”が最高級ブロアムVIPヴァージョンを物語っていました。オーナーさんに会えなかったのが残念。

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 その後は早くも諏訪の町まで駆け下り、ネットでチェックしていた諏訪大社近くのカフェへ。松本在住の建築家による現代建築は、思いの外落ち着くのが意外でした。プレスでの3杯分近い珈琲と、和菓子が付いての700円は決して高くはないですね。最後に諏訪湖畔の共同温泉に入ってから帰京。

 少し前にオーバーヒートやらブレーキの片利きやら、故障が相次いだジェミニですが、すっかり完治したようで、往復450キロを快調に走ってくれました。給油はなかったので正確な燃費は分かりませんが、急勾配の県道やワインディングを含めてリッター12、3キロくらいかと。まあ、及第点ですね。

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 さて、次はもう少し長距離を走ってみたいですね。

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雑誌ナナメ読み:ライターにとって「企画」とは・・・

 80年代旧車が好きで、一方、デザインにも興味がある。

 じゃあ、80年代名車のデザイナーさんに開発の詳細を聞いたら、しかもいくつかのメーカーのクルマで聞けたら、さぞかし面白いだろうなあ。

 そう思って80年代旧車専門誌に企画を持ち込んだのは、もう2年くらい前になるのかな? 当時は前編集長時代で、もともとは自分ともうひとり、ある有名デザイン評論家を起用しての企画で、「当時のデザイナーとのアポイントを、僕自身が行うこと」を条件に、感触よくOKが出た。

 僕はそれまで、東京モーターショーなどで何人かのデザイナーさんと名刺交換をしていたので、そういった方をとおして当時のデザイナー氏との接触可否を確認。当面3社で可能との返答をもらい、あとは各社とも広報をとおして正式依頼をするだけとなった。

 その後、急遽編集長が交代となり、その雑誌が主催している旧車イベント会場で前編集長から新編集長を紹介してもらい、顔合わせ。じゃあ、次号でという話に。

 ところが、準備期間になっても一向にGOサインがなく、こちらから連絡をとると、いきなり「その有名デザイン評論家を起用するのはチョット難しい」とのこと。

 けれども、僕としてはメーカーのデザイナーさんに段取りまでしてもらっているし、その信用問題もあるので、どうしても評論家氏の起用が難しいなら、自分単独の企画に変更するので、そのまま進行したいと譲歩。

 が、そこからまた連絡がなくなり、再度問い合わせると「その企画は編集部で難しいとの判断になった」との回答が・・・。「えー、いまさら」と思ったけれど、それ以上話は進まない。

 ところがなんである。先日発売されたその雑誌を見たら、何と「まんま」の企画が掲載されていたからビックリ。取材は外部ライターじゃなく、どうやら編集部みたいだ。

 フリーのライターにとって、持ち込み企画がボツになるなんてことは実は珍しくもなんともない。今回は準備までさせておいてのボツだから、僕の良識としては「あり得ない」けれど、こういう世界じゃ普通なのかもしれない。

 けれども、こうやって「まんま」記事にされてしまうと、やっぱり考えるのは、フリーライターにとって「企画」って何だろうな、と。いや、いま継続して書いているマガジンXだって、毎回「企画」を出して記事になっているわけで、同じキカクなんだけどね。

 ちなみに、礼儀?として編集部には「これは一体どういうこと?」というメールをしたけれど、経緯も何も、返事すら来ない。

 あ、そうそうもうひとつ。このデザイン企画のさらに前に持ち込んだ「リフレッシュカー」という別の企画。その前編集長がいま、自身の記事で「まんま」使っていたりするんだよねー。

 うーん、フリーにとっての企画って、どうやら複雑なものなんだろうなあ。

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Drive My Car:ジェミニ・ツーリング

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 梅雨の晴れ間の昨日、山中湖までジェミニ仲間のツーリングに行って来ました。

 このクラブは名前こそあるものの、SNSで自然発生的に集まったユルいサークルで、活動と言えば年に2回のツーリングのみ。しかし、その気兼ねなさがいいのか、毎回楽しく集まれるのに加え、会を重ねる毎に台数が増えてゆきます。当初5台程度だったのが、今回は何と15台。

 第1グループは中央道・石川PAに7:00集合、一般道に下りて道志みちへ。「道の駅」で第2グループと合流して一路山中湖。湖畔の駐車場で第3グループと最終合流。途中、いまどき珍しいFFジェミニの隊列は、結構な注目をされていたようです。

 駐車場でお約束の歓談。僕のようにフルノーマルもいれば、徹底的に手を入れたクルマもあり、話の幅も広がります。

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 今回のトピックは、自分も含め、初期型の「角目」が何と3台も揃ったこと。ジェミニ自体が珍しいのに、これはかなりレアな状況です。1台はセールスカラーでありながら、いまや絶滅状態のセイシェルブルーだし、紺のイルムシャーのオーナーさんは、僕も2度ほど行ったことがある、麻布の”あの”たいやき屋さん! いやあ、出会いって面白いです。

 もうひとつのトピックは、「もう1台」の飛び入り参加です。歓談していた駐車場の横を紺のイルムシャーがスーッと走り去り、皆が?と思っている内に、すぐ引き返して来ました。東京在住のご家族が、オールペンしたジェミニで初ドライブをしに来たそうで、先方もズラリと並ぶジェミニに驚いたようです。もちろん、その後は一緒に歓談を。

 近くのイタリア料理店で昼食の後、各々パーツの話やら、試乗やらが続き、自分は用事があって16時には帰途につきました。

 道志みちはまだ新緑の雰囲気を残す美しさ、そして雲の切れ間から顔を覗かせる富士山を眺めながらのツーリングは、なかなかのものでした。次回は”たぶん?”秋の開催だと思います。

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クルマ散策:旧車イベント散策

 先月末、5月28日(土)、29日(日)、東京ビッグサイトで開催された、旧車イベントに行って来ました。

 短いですが、下記サイトにレポートを掲載していただきましたので、会場写真とともに、是非ご覧ください。

 (ニフティ 自動車サイト)

 http://car.nifty.com/cs/catalog/car_2/catalog_110601314226_1.htm

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