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クルマ散策:ジュネーブショー散策(その2)

Etherea

 日産ブランドの『ESFLOW』は、まあホントにコンセプトカーな感じだけど、インフィニティの『ESTHEREA』は、近い将来の具体的な提案みたいだ。

 結構な評判だった『エッセンス』の、文字通りエッセンスをプレミアムなコンパクトセダン、またはハッチに落とし込んだ提案は、個人的にはアリなんである。

 たしかに、まずは性格の悪いウーパールーパーみたいな顔にゲッとなるけれど、真横からの写真を見ると、このクルマの意外なほど均整のとれたプロポーションが分かる。

 そこにボディサイドのウェーブラインを始め、フロントグリルやCピラーに凹形処理を施したのがエッセンスなところであり、新しいインフィニティの方向なんだと思う。

 個人的にアリな理由は、セグメントとしてライバルであろうレクサスのCTが、例の「Lフィネス」にとらわれて神経質なわりに無個性になっているのに対し、何かこうもっと自由に「こんなのキレイでしょ」とやっているように見えるから。

 日産ブランドについて言えば、最近のやたらな曲面指向に疑問はある。新しいキューブや話題のリーフ、中国で発表になり、新型ラティオとウワサのサニーなんかは、どうにも中途半端でしょう。新型マーチみたいに、局面云々以前の問題もあるけど。

 それこそ現行ティーダ、先代のマーチやキューブを発信していた日産はどこに行っちゃったんだって感じで。

 ただ、エッセンスでブチ上げたインフィニティのアグレッシブな面や線はひと味違う。もちろん、レクサスのようにブランドとしてのデザイン理論はある筈なんだけど、自由度が高いというか、もっと自然な感性に沿った感じというか。

 まあ、商品化にあたっては、たぶんこの気色悪い顔も相当リファインするんだろうしね。

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コメント

古典的な「美人」好きとしては、「エッセンス」は、直球勝負で、どストライク。

外さない線で自由に気持ちよくクルマを体現した理想とすると、こちらは、何か新しい要素を入れなきゃって欲が出て窮屈ですね。
パッと見は、奇妙なヘッドライトと、サイドラインで、先代のBMW5かとcoldsweats01。 今更そりゃ無いよと思いました。ショルダーのラインがボンネットの方向へ行ってしまう所(セオリーはヘッドライトの端に落とし込む)や、サイドの断面は、これまた、先代のZ4の面影が。

丁度、プジョー406クーペで、正攻法のデザインされた方が、次にBMWに移籍して先代の5シリーズデザインしたのを思い出します。もっとも、BMWは、ディレクターにクリス・バングルがいてワザとケレンミたっぷりにして従来のイメージからの脱却を図っている頃で、何処までやったらお客さんが「イヤだ」って言うか試しているようでしたね(笑)。

コンセプトカーなので、デザイン云々言うのは違うかもしれませんが、あまり、捻らなくてもイイと思うのですが、ダメなんですかね?
本当にベーシックなデザインのクルマを一度作ってから、そこからの派生ってデザインの仕方もアリではないかと思います。 最近は日本のメーカーにあまりにもベーシックな形のクルマがなくなってしまって訳がわからないです。 今回、刺さる日本のデザインは、三菱のコンセプトとやっぱり、スイフトですね。スイフト、幅が広がるとこんなにカッコよくなるのか~
フォグあたりのデザインをうるさくしてくれなければ更にlovely

投稿: ぷじお | 2011年3月 5日 (土) 23時44分

waveエモーショナルな曲線使いが、インフィニティの共通言語?。悪くないと思いますが、ことグリル内の処理がもうひと個性あってもいいのかなって_。

インフィニティ『M』こと『フーガ』のグリルをみていてもそう思ってしまうんですけどね・・・・・。

投稿: イニシャルN子. | 2011年3月 6日 (日) 16時24分

このところのインフィニティは、かなりヨーロッパでなんとかしようとてんぱってますね。
ベンツとの技術提携で、日産が現代の名工まで担ぎ出して頑張っているFRはどうなるのか?アメリカで13年連続でなぜか賞を取りまくっている割にフィーリングの不評なVQエンジンの行方も気になりますねぇ。
このエセレアに関しては、基本、LAショウで発表されたエリュールと同じ4気筒2.5リッター+スーパーチャージャーのFFハイブリッドのようですが、プラットフォームはルノーメガーヌベースとも言われ、FR専用で行っていたインフィニティの路線も修正していますね。
それにしても、日産のデザインってアニメの影響をちと受け過ぎていないかと…
この間お会いした日産のデザイナーも攻殻機動隊とかエヴァンゲリオンが好きでたまらないけど、中村史郎さんがあまりいい顔をしないとか言っていたけど、出てくるデザインにはもろにその影響が出ている。
エセレアのヘッドランプなんか、もろにアニメのキャラが立ち過ぎた顔ですから。
やっぱり立体的にデザインを捉えるヨーロッパで受けようとすると、こうなるんでしょうかね?

投稿: アクシオム | 2011年3月 6日 (日) 16時31分

私もインフィニティエッセンスの造形エッセンスをサイズもパッケージングも違う中に上手く落としこんでいるとは思うのですが、サイズが小さくなった中で成立させようとしているところに、暑苦しさや無理を感じてしまう人もいそうです。

他車との造形上について他の方も述べられてましたが、私はキャビン構成にRX-8や三角窓を構成するフロンドドアピラーのメッキモールにシトロエンCスポーツラウンジを連想しました。

しかし、論点はそこではなくて、造形の一部に他車と似た要素があったとしてもトータルでオリジナリティが備わっているかが肝要で、その点はクリアできているのではないかと。

特に、頭でっかちで判りづらいLフィネスというデザイン言語を消化できず、競合ブランドの動向を意識しすぎて迷走ぎみなレクサスCTと比較すると、その差は歴然としていると思います。

また、エッセンスと共通の独特のCピラーが、なだらかなルーフラインでありながら、アングルによってはノッチバック風に見えるGT-RのCピラーと同様の効果を発揮しているのも、埋没させない点でプラスに働いているかと。

ただ、アニメ、マンガの猛禽類系キャラクターを連想させるようなフロントコンビランプをはじめ、前後コンビランプの意匠はやりすぎな感が否めず、欧州での存在感を考慮したとしても、もう少し抑え目にした方が良いでしょうね。

自動車デザインにおける造形上の過剰表現とクリーンで繊細な造形の2極化、日産のオーガニックデザインの癖などもご意見したいのですが、また別の機会に。

投稿: AK23 | 2011年3月 6日 (日) 22時42分

ぷじおさん

それこそ406みたいにシンプル、クリーンに直球勝負なクルマなら、
多分コンセプトカーもそれなりに直球になると思いますよ。プジョー
なら今度の508がそうですしね。最近はプロダクトとしてもそうじゃな
いクルマが増えてしまいましたね。スイフトコンセプトいいですね。
ただ三菱は・・・うーん。

イニシャルN子さん

あの前澤氏がフーガを見て、フロントグリル両端を凹形にするのは
あり得ないって書いてましたよね。しかし今度も同じですから、それ
はそれなりにこだわりの部分なんでしょうね。それでも気持ちよい
造形にできるのならOKかとは思いますが。

アクシオムさん

アニメの影響ですか? I.Gがコラボとかやってましたけど、あのあ
たりでしょうか? まさかそんな次元とは考えたくないですが・・・。

AK23さん

そうですね、結果としてまとまりや個性があるか否かなんです。
過剰路線とシンプルの2極化。とても興味があります。是非お話を
お聞かせください。

投稿: すぎもとたかよし | 2011年3月 7日 (月) 13時34分

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