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雑誌記事:今日の取材

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 今日、休みをとって取材に行って来ました。

 今回はJAIAの名称でお馴染みの日本自動車輸入組合です。

 名前はよく聞くものの、実際どこにあるのか今回の取材まで知りませんでした。まあ、何となく御成門の自動車会館かな、なんて想像してましたが、実は写真の東京タワーがよく見える首都高環状線・芝公園ランプのすぐ近く、という意外な場所でした。

 その東京タワーも雨で霞んでますけど、今日は事故が多かったですね。行きは外苑で、帰りは中央道八王子で、と渋滞に遭ってしまいましたし、その他にも数件あったようです。

 雨の日の事故は珍しくないですが、何だか最近高速での事故が増えているような感触がありますね。上限1000円の週末はとくにかな。

 事故渋滞はもう運が悪かった・・・なんて思いますけど、今日の行きのように、反対車線の事故の「見物渋滞」だったりすると結構ムッとしますね。そりゃ事故現場を見たい気持ちは分かりますけど、ブレーキ踏んで減速してまでジックリ見なくてもねえ・・・。高速でそれをやったらアッという間に渋滞が起きるのはちょっと考えれば分かるんだし。

 あの、現場を過ぎた瞬間にいきなり速度が上がるのは複雑な心境ですね。

 

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クルマ散策:距離別料金制を再検討?

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 え、また距離別料金制? と思ったんである。

 17日、TVニュースでの前原国土交通大臣のコメントだけど、これはきっと聞いた方も多いんじゃないかな。

 都市高速の距離別料金制度は2年ほど前、前政権時に発案されて結構話題になったし、自分も国土交通省やら首都高速道路株式会社へ取材に行ったもんである。

 一応根拠と言いながら、まやかしのような試算が?だったことや、どう考えてもETC普及の手段にしていることが記憶に残っている。そうそう、短い距離でも定額料金なのは不公平だ!という方面のユーザー意見ばっかりが紹介されていたっけ。

 そもそも、環状線を整備しているのは都心を迂回させて各高速道路を結ぶ目的だから、それに則れば走行距離は伸びる方向にあるわけで、”目的とおり”に使えば大幅値上げになる仕組みだった。

 で、今回のコメントは「導入する」じゃなくて「検討をしている」みたい。だから直ぐすぐ制度復活ってことじゃないんだろうけど、じゃ何なんだと。たしかに首都高速のHPには「中止」じゃくなて「延期」となってはいるけれど。

 自民党総裁が政治とカネ問題だ!などと「お前が言うなよ」てな話をそのまま流しているような報道の影響も大きいとは思うけど、新政権の支持率下落は広報戦略の欠如も大きな原因かと個人的には思っている。

 事務次官記者会見の廃止も、八ツ場ダム凍結も、子供手当も、そして高速道路無料化社会実験もそれぞれ理由がある筈なのに、統合管理された広報体制がないから皆バラバラになって理解されず、朝からみのもんたに批判されちゃったりする。

 この距離別料金制の検討再開もそうだ。一旦お蔵入りしかけた案をなぜいま検討し始めたのか。高速道路全体の計画の中で、この料金制度をどう位置づけようとしているのか? なぜいまそんなコメントをしたのか? それらがサッパリ分からない。

 もしかしたら会見の中で話をしているのかもしれないけど、カットされて報道されなければ意味はない。でもTVなんてそんなもんだから、そうなってもカバーできる体制が必要なんだと思う。

 いま原稿を書いている案件も、実はまったく同じことが言えるものだったりする。いろいろと考えて進めてはいるんだけど、ほとんど知られてないっていう話・・・。

 距離別料金については機会を見て自分も再取材したいけれど、政府はもっと整理した状況で詳細説明をするべきだと思う。もちろん、自動車メディアもガンガン突っ込んで欲しいけれど・・・。

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新車心象風景:アストンマーチン・シグネット(公式発表)

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 やっぱり巧いなあと思う。

 グッドウッドだったっけ? 章男社長とアストンの意気投合で始まったIQ供給話は、その後のクレイモデル公開写真での「まんまDB顔」にキツイ冗談を感じたけれど、いやー、完成写真を見てみればやっぱり巧いよなあ、と。

 そのフロントグリルだけじゃなく、ダミーか否か不明なボンネットとボディサイドのエアダクトも、そりゃもうシャレとしか思えないんだけど、「そうだけど何か?」と開き直らんばかりにキッチリ作り込んでいるのにまず感心。発想はシャレでも作りは手抜きなしっていう。

 真っ赤なレザーを「これでもか!」と使ったインテリアはさらに巧い。どこかのアパレルブランドとコラボでもしたかのようなレザーバッグを組み込むダッシュボードも含め、まさにシャレ、いや洒落の極致。いやはや「参りました」と言うしかない。

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 これはちょっとやり過ぎ?と思う方もいるでしょうが、高級ってこういうバカバカしい過剰とかムダとかから生まれるわけだもんね。結果、150万円のIQは要らないけど300万円(仮に)のシグネットなら欲しい、となるわけだ。

 要は商品企画が明快なんだと思う。新設計のギアボックスとかエアコンシステムとか、そんなことはこの際どうでもよくて、とにかく実質2名乗りの超コンパクトをセカンドカーとして、アストン自身やその他高級車オーナーに売ろうと。もちろん自社のCO2排出量対策を兼ねて。

 そのための付加価値の付け方が巧い。「何だよ、単に顔を変えてレザー張り付けただけじゃん!」てな意見もありそうだけど、まずそういう企画を発想して、かつ巧くまとめあげたのは評価したい。

 いやだって、作り主のトヨタはそれをやらなかったわけだもんね。彼らがIQをプレミアムと呼んだのは、画期的パッケージを含めた総合的な価値という趣旨だった筈。それはそれでいいんだけど、結局商品としては価格設定も含め、少なくとも日本ではつまづいちゃったでしょ。

 だったらレクサスにして世界のLSオーナーに向けて作ってもよかったわけだしね。何にしたって付加価値で売るクルマなんだから、そこを明快・明確にターゲティングしなくちゃいけなかった。高いとか安いとか革新的とかじゃなく、どこの誰に買ってもらうのかっていう。

 変な話、IQはタダでも要らないけど、シグネットなら欲しいって人は多いんじゃない? 僕はそう。でも、それってアストンだとか高価云々じゃなくて、このクルマなら自己表現に叶う、あるいは長く持っていたいと思わせる何かがあるってことで。

 僕はタント・エグゼのとき、こんなんで上質とか大人とか言うなと書いたけれど、IQベースでもこういうことができるわけでしょ。もちろん、べつにここまで上級指向である必要はないけれど、軽だってコンパクトカーだって本気でこだわれば色々な可能性があるとは言えるでしょう。

 いや、実際僕はトヨタブランドのIQとしてもできるんだと思うよ。たとえば納期は3ヶ月かかるけど、100種類のボディカラー、10種類の内装色と素材生地、フィアット500顔負けの多数のデコレーションパターンを用意できます、なんて工夫をすれば十分面白いし、パーソナルカーとして結構な付加価値にもなるでしょ。それでいまより標準価格が10万円高くなってたとしても。

 まあ、少なくともG's仕様なんかよりよっぽどIQらしい方向だと思うんだけど。

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新車心象風景:ホンダ・CR-Z

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  CR-Zは、ふたつの理由でいいんじゃないかと思っている。

 まず、”一応”メーカー自ら「HVはエコだけで終わらない」と銘打っていること。

 クルマ好きの皆さんならご承知のとおり、エンジン+バッテリーのハイブリッドは、もともと動力性能向上のひとつのアイデアだったでしょう。排気量を変えず、効率的なアシストをするということで。

 それがいつのまにやらエコの代表みたいな話になっちゃった。要は設定を燃費方向に振ったということだけど、逆に振れば途方もないハイパワーカーになっていたわけだものね。

 それをある程度表現した、つまり燃費一辺倒ではない出し方に違和感が薄れたというか。まあ、それにしたって燃費がいいのは事実なんだから、コンパクトカー並の燃費でスポーティクーペを作りましたって素直に言っていいんじゃないかとは思う。

 もうひとつは、スポーティカーとしてふつうにアプローチしてること。たとえば車体剛性やサスペンション設定やらステアリングフィールやら、あるいはMTの設定やら。つまり、単にインサイトの着せかえじゃなく、スポーティクーペとしてごく普通に作っていること。

 スタイリングも、キャクターラインはかなり強烈だけど、ずいぶんと分厚いキャビンを、鋭角なサイドグラフィックスとともに目立たないよう巧く処理している。絞り込んだリアのキャビンと豊かなフェンダーの組み合わせなんかも違和感ないし。もちろん、ユーロシビックみたいにプレーン方向にする方法もあったとは思うけど、いまのホンダらしさはしっかり出ていると思う。

 面白いのは、未来ちっくなメーター周りが、逆に80年代を連想させるなあと。斬新と子供っぽさが紙一重のアプローチが、当時のある種の勢いを感じさせるような。きっと、こういうのが後年になっても懐かしく語られるんだろうな。

 さて話は変わって、じゃあメーカーや雑誌の言うように、このCR-Z(やトヨタの新ハチロク)は、件の「若者のクルマ離れ」対策なるかというと、僕はそう思わない。

 そもそも、僕は若者=スポーティカーなんて公式は幻想か勘違いだと思っている。実際、ハイソカーやらスペシャリティーカー、あるいはクロカンブームみたいに、若者の動きなんて一貫性がないでしょ。つまり、若者向け商品という発想自体がおかしい。

 だいたい、220万円以上なんて価格のクルマを、たとえば20代の若者が買うってどこか変でしょ。っていうか不健康な気がしない? だったら110万円でスイフトやデミオの廉価グレードとか、先代キューブの中古を80万円でとか、同じく初代ヴィッツを40万円とか、そういうことでいいんじゃないの? 実際、CR-Zの立ち上がりは40、50代がメインって話だし。

 まあ、若者に限らず、クーペ市場のない日本じゃなくて、CR-Zは欧米が主戦場なんだとは思う。あちらでのセカンドカーやらOLの足やら、そういう想定で作ったと。あくまでそうやって考えるなら、日本発の最新商品として、このクルマはやっぱり悪くないなと思う。

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