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雑誌記事:今日の取材

Kasumigaseki

  今日、来月用の取材に行って来ました。

 例によって国土交通省です。写真は霞ヶ関の外務省側から撮ったものですが、高い建物はいくつかの省庁が入った合同庁舎2号館で、外務省の向こう側の陰になったところに国土交通省のほとんどの部局が入る合同庁舎3号館があります。

 今日はいつもの道路局や交通局でなはい初めての部署でした。取材内容も自分としては慣れた分野とは言えないので、何とかうまくまとめるよう頑張らなくては、などと考えています。

 ところで、今日はクルマで行ったのですが、相変わらず朝の中央道調布付近(上り)の自然渋滞は酷いですねー。原因は緩やかな登り勾配(いわゆるサグ部)での速度低下で、一度中日本高速に取材したときに人海戦術でもいいからもっとアピールを、と提案したのですが、まったく反応なかったですね。

 だって、毎朝8~10キロに及ぶ渋滞が発生しているのに何もしないって、やっぱり道路会社としてはいかがなものかと思いますもんね。

 さて、今週はホンダのCR-Zの発表ですね。”ハイブリッドスポーツ”をマスコミがどう報道するか、ちょっと楽しみです。僕も週末には見に行きたいですね。

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Drive My Car:車検の続き、完了しました

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  先日少し書きましたが、愛車ジェミニの再入院が終わりました。

 車検時にパーツの交換が間に合わなかったステアリングラック一式、それに伴ってパワーステアリングオイルのリザーバタンク、高圧、低圧ホース類の交換です。リザーバタンクは受注生産だったのですが、今回の再入庫に間に合って交換となりました。ラックも最後の1式だったし、いやー、手に入ってよかった。

 それにしても、ラック一式の交換による激変にショックを受けてます。

 発進時に勝手に90度回り、首都高の段差や電車の踏み切り、そして職場の砂利敷き駐車場でガックンガックン暴れまわっていたステアリング。旧いハイパワーFF車の宿命で「仕方がない」と思い込んでいたこれらの症状が、まあすべてとは言わないけど、かなり消えてしまった!

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 いや、実際これまでそういう症状を訴えても「旧いからねえ」「距離乗ってるからねえ」と、どこの工場も全然取り合ってくれなかったもんなあ。

 まあ、今回はオイル漏れから交換に至ったわけだけど、こんなことなら早くやっておけば良かった。っていうか、15年前に6万5千キロ走行モノを買った時点でそんな感じだったから、そのときすでにかなり劣化していたということだよね。

 そしたら極端な話、この15年間ずっと劣化状態で付き合ってきたわけだ。何てこった。機械に疎い、メカ音痴にも程がある。いやあダメだなあ、こんなんじゃ。

 そのうち、ステアリングコラムのシャフトも診てもらおうかな?

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新車心象風景:トヨタ・パッソ

Passo

   一連の騒動で発表イベントが自粛・中止になって「可哀想に・・・」と思ったけれど、聞けば女性タレントを招いての「ハナ女子大学入学式」なんて趣向だったらしく、だったらなくてもよかったかなと。ただ、このどうでもよさそうなイベントが新型パッソ(今回はブーンではなく)を象徴しているのは間違いないとは思う。

 「トヨタ最小、プチトヨタ」の先代がえらく売れたのは、まずプチトマトな内外装、約100万円からというお手頃価格、そしてクルマ全体に漂う”気兼ねなさ”じゃなかったかと。

 で、まず内外装。よく見ると結構シャープなスタイリングだった先代に比べ、今度は最初から可愛い方向の曲線や面の多用で、それをグレードとして後押しするのが+Hanaヴァージョンだ。

 べつに開発の人に聞いたわけじゃないけど、これ森ガールでしょ。実際、カタログにはそういう女性が載ってるし。いや、森ガール自体はいいんだけど、丸いカタチとか、アースカラーなボディ色とか、ココアな室内とか、そういう次元のコンセプト?でクルマ作っちゃうのがすごいなあと。

 それから価格。そりゃまあ安いのに越したことはないけれど、同じホイールベースのシャシーや2種類のエンジンは部分改良こそあれ基本先代のキャリーオーバーだし、VSCやTRCに加え、サイド、カーテンエアバッグも何といまどき全車オプションに。

 それにヘッドレスト一体型シートをはじめ、内装なんかはちょっとビックリするくらい質感が落ちている。インパネトレイやドア内張りの安っぽさは、自慢の森ガール演出をもってしてもコストダウンがバレバレで、先代は元より、同じ女子向けのアルト・ラパン、いや自分ところのミラ・ココアにも届いてないんじゃ?

 そのダイハツが軽用を改良したCVTこそ新規らしいけれど、それ以外に走行、安全、燃費、環境技術にこれといって見るべきものはない。誇らしげなリッター22.5キロの燃費はホンダやマツダのライバルを越えるものでもないし。

 もうひとつは気兼ねなさ。自分の部屋みたいに気兼ねなくてどこが悪い?なんて言われそうだけど、パッソのそれは限りなく存在感を消す方向性に感じてしまう。

 とくに愛着を感じるでもないボディ、何か自己主張できるようでもないインテリア。普段着でバンっと乗って、荷物ポンと放って、ダーっと走って、それだけみたいな。じゃあ、それがいい意味でのカジュアル感覚かというと全然違う。たとえばスズキのスプラッシュのように。

 いや、そこに個性を出すのが先の+Hanaということなんだろうけど、森ガール感覚なんてハッキリ言ってオプションレベルの話でしょう。開発初期段階から女性チームを加えた結果がこれか、と実に残念じゃないか。いいのか女性社員はこれで?

 じゃ、そういうことならパッソなんかやめてしまえ! と言いたいのかというと、実はそうじゃない。ある意味逆かも。

 つまり、とくに時代を先取る新提案もなければ高い思想もなく、ただただ女子の好みそうな雑貨やアパレルの香りを内外装にふりかけただけの安いクルマが、毎月の登録ベストテンの常連になるほど売れる。それをトヨタが善しとするのか否かってことなんである。

 まあ、そうだからこういうモデルチェンジなわけだけど、だったら「若者のクルマ離れ」だとか「クルマの味」とか言わない。100万円を105万円にしてサイドエアバッグを、110万円にしてVSCも標準にできないんだったら「安全」とか言わないでよ、と。

 佐藤部長やキムタク、今井美樹にリラックマ。いまやほとんどのクルマをイメージだけのCMにしているように、ウチはHV以外クルマの内容なんかどうでもよくて、イメージで売れればいいですからってハッキリ言えばいい。だから今度も「ハナ女子大学」なんですって。

 それなら、新しいパッソはアリなんである。

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クルマ散策:マーチの不安

March

 何だかんだ言って、最終的には国内生産に落ち着くんじゃないかと思っていた次期マーチは、どうやら本当にタイ(他にも数カ国予定とか)製になるみたい。

 フィット・アリアとは違う量販車を”あちら製”にして、ユーザーの反応はどうなんだというのが話題のひとつ。

 僕みたいに外国車も次期候補で、そんな中で日本車を買うんだったら信頼性がポイントだよな、なんて勝手なことを言うんじゃなく、初めから国産のエントリーカーを買おうと思っているユーザーはこの話どうなんだろうか。そりゃ、いまや家電も衣料も外国製が普通だけど、何たってクルマは価格帯がまったく違うし。

 それから、次期マーチは新興国での廉価展開を見込んだグローバルカーであることがもうひとつの話題。そうなら、マーチはキューブやノートよりひとつ下のクラスになる可能性があるわけで、イメージとしてはヴィッツに対するパッソみたいな感じ? いや、もっと割り切ってるのか。

 で、日本でもデフレよろしく安さ爆発で、もう質感なんかあっち置いとく感じなら問題はないかと。いやー、やっぱりそうも行かんだろうということなら、ポイントは”仕分け”がちゃんとできるか否かなんだと思う。

 たとえば、内外装の基本的造形は共通でも、素材の選択やその使い方なんかの作り込み。たとえば内張り生地とかインパネ素材とか。それと、シートやステアリングなどパーツの使い分け等々。

 それから、きめ細かい商品展開もね。現行マーチがモデル末期でも一定数売れているのは、たとえばカラー・アワードを受賞するような新色ボディの追加や、クラスを考えれば贅沢な数種類のインテリアなど、日産ならではのセンスのよさを生かした細かな展開が随分と貢献しているんじゃないかと。もともと、現行もゴーン体制直後の「意あって金足らず」な時期の開発で、基本的にはかなり安普請だったし。だから、そういうオーダーが継続できるのか?

 タイ製の量販車が売れるか否か。それは生産国のイメージや、軽バンも真っ青な圧倒的な低価格だけじゃなく、きめ細かい商品企画にもその要素が潜んでいるんだと思う。そういう意味で、たとえば流行の小排気量エンジン+過給器なんてウワサのグレードがどんな売り方になるのか、僕は結構楽しみにしている

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Drive My Car:車検、一応終わりました

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 24年目の車検が終わりました。

 何たって年中整備だ修理だやってますので、今回の車検時整備でとくに大きな問題はありませんでした。ラジエターホースの交換、リアホイールベアリングのシール交換、それにブレーキ分解整備くらいです。

 ただ、直接車検には関係ないのですが、ステアリングラック付近からごくわずかのオイル漏れが見つかったそうです。そこで、フロントの方がメーカーに部品の確認をしたところ、例によって在庫が「全国であと1個」とのこと・・・。

 「これはパーツだけでも買っておくべきですよ」という親切なアドバイスを聞き入れ、最後の1個を発注してもらいました。どうやらリビルド品らしいですが、ステアリングラックともなると部品+工賃で結構な額にはなりそうです。が、買ったからには保管ではなく交換してしまおうかと考えています。

 実は我がジェミニのステアリングはセンターでの「座り」が悪いのに加え、ちょっとした悪路では前後左右見事に大暴れする始末。なので、ラックの交換で少しはしっかり感が戻ってくればいいな、との期待もあったりします。

 ということで、一旦は戻ってきたジェミニですが、今月中旬過ぎにもう一度入庫することになりました。

 あー、またお金貯めなくちゃ。

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クルマ散策:リコールでケジメ?

Newprius

   検察が不起訴とすれば今度は「道義的責任だ」といまだ幹事長に食らいつき、一方で朝青龍はめでたく引退に追い込んだ。

 事象それ自体の検証より、「空気」で世論を操作する”劣化マスコミ”の、次なる標的はプリウスだった。

 北米でのアクセルペダル問題とあたかも同一案件のように一気に火がついたプリウスのブレーキ問題は、その扱いからもすでに冷静さを失っているのが明白だった。大手新聞紙上では、公用車として購入した自治体担当者が「せっかくエコを意識して買ったのに、対応に苦慮しています」などと語る記事もあった。意味不明である。

 ネットのニュースサイトなど一部では詳細な説明があったけれど、TVニュースでは回生と油圧ブレーキの関係についての解説は皆無に等しい。もう、一律「一時的にブレーキが利かなくなる」の一点張りだもん。

 たとえば、回生ブレーキに違和感があるのは初代から言われていたとか、そんな前提の話すらないでしょ。じゃあ、その上で初代や2代目までそういうクレームは1件もなかったのか、とか。

 もちろん、新型である3代目は異常な売れ行きで、ハイブリッドカーという特殊な商品の爆発的な広がりと苦情件数の関係も検証材料になるかもしれないよね。一部局では国沢氏が数秒程度のコメント出演していたけど、評論家やジャーナリストはもっと積極露出してよかったんじゃないかな。COTYとかAJAJとかの団体としてでも。

 そうやって今回の油圧ブレーキの設定が「ミス」と言えるのか「違和感」の範囲内なのか、しっかり取材、検証するべきでしょ。結果、これはホントにミスだとなってからトヨタを叩いたって遅くないわけだし。

 まあ、八ッ場ダムも暫定税率も高速無料化もそうだけど、とにかく最近のTV報道の取材力の欠如はハンパじゃないよね。今回のプリウスだって、普通に取材すれば問題点の把握なんて簡単な筈だし。

 そのくせ、責任とって辞任だ引退だリコールだと、自らの仕事は果たさず、いとも簡単に「極刑」のキャンペーンを張る。そういう道しかない雰囲気を作り上げる。もう始末に負えない。実際、今回のリコール会見ですら、トヨタは「イメージの悪化を恐れて」って言ってるよね。

 いや、こんなこと書くと「お前もついにメーカーの肩を持つのか」なんてコメントが来そうだけど、僕はもともと新型の異様な売れ行きやメディアの大騒ぎぶりに疑問を呈していた方だからさ。プリウス、プリウスうるさいよって。けれども、いまの報道の酷さはそんな次元じゃないんだよね。

 これでまたしてもめでたく極刑=リコールまで追い込んだわけだけど、どうやら引き続きSAIやレクサスHSまでトドメを刺さないと気が済まないみたいね。もちろん雰囲気で。

 それにしても、北米のペダル案件がとっくに政治的な範疇に移行しているいま、のん気に自国メーカーを「空気」で叩いてる日本のマスコミって一体・・・?

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雑誌ナナメ読み:「間違い」はまだまだあるか?

Machigai  徳大寺有恒氏の「間違いだらけ」新刊が出ましたね。エコカー限定の変則版だけど。

 最近、すっかり”懐かし話”が多くなった巨匠。若い評論家が台頭する中、この新しい「間違いだらけ」は果たしてどうなんだと思う方も多いのでは?

 で、色々な意見はあると思うけど、読後、僕はいまでも巨匠の「間違いだらけ」はアリだと感じたんである。なぜって、ここでは明快な「批評」が生きていたから。

 たとえば、「ハイブリッドだけじゃダメだ」「10.15モードには大罪がある」「車検制度は見直せ」「軽自動車規格はおかしい」「ハイブリッドVSディーゼルは馬鹿げてる」「ロングライフも立派なエコ」「トヨタビジネスの失敗」

 たぶん、このブログを読んでいただいている方にとっては当然のことばかりだろうし、軽自動車規格や車検、ロングライフなんかは僕もすでに記事にしている。だからそれ自体は決して目新しいものじゃない。けれども、じゃあいまこれだけのことを明快に雑誌や書籍で書いている評論家やジャーナリストがどれだけいるのか? っていうと、実はほとんどいないことに改めて気付く。ましてや、こんなにまとめて・・・。

 以前からそうだったけれど、この不況になってメディアによるメーカー応援歌はますます顕著になった。いまやほとんどの雑誌が、趣向の違いこそあれ応援記事のオンパレードだ。いまさら批評なんて青臭い、なんて雰囲気プンプンである。

 あの”街の評論家”テリー伊藤氏さえ、「この5年間はメーカーがユーザーに媚びたクルマを作っても許す」みたいな、ほとんど思考停止なことを書いているくらいだ。まるでこの数十年間、メーカーは媚びたクルマ作りをしてこなかったみたいに。

 小沢幹事長が白だの黒だのという意味不明な話を、なぜかマスコミが連日トップニュースにして見えにくくなっているけれど、実際には政権交代で色々なところが変わり始めている。恐らくその多くは50、60年間の前政権時に「青臭い」とされたことが基本じゃないかと僕は感じている。で、青臭いことを実行するからこそ現実的に物事が変わるんじゃないかと。

 そう考えれば最近の自動車評論は時勢と真逆もいいところなんだけど、このタイミングで「間違い」を指摘したのは、だからとても意義深いと思う。現状肯定に躍起になるしたり顔達が「何をいまさら」と言いそうな青臭い内容だということも含めてね。

 ただ、それをやったのが結局は巨匠だった、とうのは逆に言うと残念なのかな。良識ある評論家なら同じ考えを持っているだろうけど、ただ考えているのと世の中に公表するのでは天と地ほど違うもの。

 まあ、強いて言えば後半のエコカー30台批評が前半ほど納得感がなかったのが残念かな。

 そうそう、雑誌「東洋経済」が自動車業界特集を組んでいるけど、単に現状認識ならこうした経済誌の方がよっぽど面白いっていうのも問題かも。評論家でもない大学教授がしっかり軽自動車規格見直しを提言してる、とかね。

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