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雑誌記事:マガジンX8月号

Mag08  ニューモデル・マガジンX、8月号が発売になりました。

 今回は先月号に引き続き、高速道路料金上限1000円のETC限定についての第2弾です。前回は所管の国土交通省でしたが、今回は高速道路会社ということで、ネクスコ東日本への取材を行いました。

 少し前にも書きましたが、今回は先方の都合のため「文書」による取材でした。このカタチに慣れていないというコトもあるかもしれませんが、やはり人から話を聞くのは直接対面が一番、というのが率直な感想です。

 ただし、取材はそういったマイナス面が出ないよう、色々と工夫をしています。それはそれでいい勉強になったかもしれませんね。

 それにしても、都合の悪いときは”国策”と逃げるのに、そうじゃないときは国土交通省顔負けのETC擁護に必死なる道路会社って一体・・・・・・?

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新車心象風景:マツダ・アクセラ

Accera  ブランディング、ということなんだと思う。

 スバルがレオーネをレガシィに進化させ、続いてインプレッサ、フォレスターを登場させたとき、僕は「お、スバルは日本のBMWになるかも」と思ったもんである。

 4WDに水平対向エンジンという分かりやすいハイライトがあったし、何しろスタイリングが垢抜けていた。軽のプレオでさえ、他社にはないクオリティ感を与えられていたしね。

 ところが丸目の2代目インプレッサあたりから怪しくなり、お見事なRシリーズを自己否定して迷宮入り。いまやラインナップ的に何だか脈絡のない感じになっただけじゃなく、デックスなんてお荷物を預かるまで堕ちてしまった。ま、路上で見たことないけど。

 一方、バブル期に5チャンネル化で崩壊したかに見えたマツダは、技術的にスバルみたいなハイライトが見当たらない。ロータリーエンジンは珠玉だけど、燃費やコスト面で残念ながらデミオみたいな量販車には使えないまんま。

 ところが、かつて「ときめきのデザイン」で見せたデザイン力を、初代のアテンザあたりから商品価値とマッチさせることに成功し、そこからブレのない展開を実現させているのが面白いんである。

 デミオ、アクセラ、アテンザといったラインナップがみなイメージを統一させ、しかもモデルチェンジでも先代からの”深化”に徹して激変をしないというやり方は、メイン市場の欧州をモデルにしていることはもう周知のところでしょう。

 その深化も、近年のコンセプトカーのエッセンスを市販版へ落とし込むという点でブレがない。しかも、コンセプトカーの進化とともに、市販車への応用もまたレベルアップしているのは相当な手腕だと僕は思う。最新作のアクセラはそれがより顕著だ。まるでUFOやラブホテルみたいなどこぞのコンセプトカーとはだいぶ違って、これなら「日本のBMW」じゃなくても「日本のVW」くらいにはなれるんじゃないかと。

 ブランディングっていうのは、歴史が長いとか、高価な商品とか、高機能とか、そういうことは必ずしも条件にはならない。ユニクロがいい例だけど、要はコンセプト、ターゲット、ポジショニングがいかにしっかりしてブレていないか、だ。

 マツダは高級車メーカーじゃないし、先述のとおりロータリーエンジン以外に飛び抜けた独自技術もない。何たってこのアクセラでようやくアイドリング・ストップなんて話だし。じゃあ、それだと世界で太刀打ちできないのかと言えば現実にはそんなことはなく、地に足の着いた商品展開でブランディングの構築に成功しているんじゃないか。

 ま、日本的には現行アテンザが先代比で大味な感じになっちゃったのと、ビアンテがやっぱり「やり過ぎ」という評価なのか、売れ行き不振なのは残念かな。あと、軽をOEMで売るにしても、内外装の工夫でもっと独自性を出せば結構面白いことになるのになあ、とも思うけど。

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クルマ散策:イベント参加

Cg1  伊豆で開催された「CG DAY」に行って来ました。もちろんお客さんとして。

  これは老舗雑誌CGの読者が組織している「CG CLUB」が主催、CGとその姉妹誌NANIが協力・後援するイベント。当初は都内の遊園地を会場にしていましたが、最近は伊豆のサイクルスポーツセンターが会場になっています。

  イベントの内容は車輌展示、トークショー、編集者との同乗ドライビング、各種店舗出店等々、この手の催しとしてはかなり充実しています。ただ、ちょうど同時期にNAVI誌がルマンに出場していたので、その分編集スタッフの参加は少なかったようですね。

Cg2  展示車輌の中ではまずアバルト、とくにグランデプントがよかったですねー。人気はもちろん500の方ですけど。あと、VWのシロッコは実物の方がいいですね。写真だとウナギ犬にしか見えないので。

  アルファのミトは個人的に内装の作りに感心したかな。ベースのグランデプントとは随分違う。あの8Cも来ていて羨望の的でしたけど、自分には何だか縁が無さ過ぎる感じでしたね

  このイベントは参加者の車輌も展示できるのがいいところですが、その中では程度のいいビートと、同じく程度のいい初代パンダがよかったな。パンダの方はご夫婦で香川から走っていらしたとか。

Cg3  トークショーは塚原CG編集長と由良卓也氏、川上完氏の3名で。今年のテーマがライトウエイトスポーツということもあってレースの話が結構出てましたが、やっぱりホンダのF1撤退についてはかなり辛口でしたね。

 CG DAYの特徴は車種や年代が不問なことでしょうか。クルマのイベントは車種別、メーカー別のものが圧倒的に多くて、それはそれでディープに楽しいですけど、何でもOKというのもいいですね。

Cg4_2  退場前には会場の5km周回コースを走ることができて、これも気持ちよかったです。

 ただ、開催が休日だったので、帰りは例の「1000円」渋滞にしっかり巻き込まれましたけど。

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雑誌記事:今月の取材

 今月の取材をしました。

 と言っても、今回は初めての「文書による」取材ってやつです。取材先が多忙という理由で、どうしても直接会うことができなかったということですね。

 対面取材は何と言っても顔を見て話をしてますから、その場の進行で色々なことを聞くことができます。つまり臨機応変に。でも、文書取材は基本的に一方通行ですから、そういうことはできません。

 だからと言ってそのままではツマラナイ取材になってしまうので、今回はどうすれば対面に近い結果を得られるかについて様々な工夫をしてみました。ま、聞き方をどうするかってことですね。

 結果は今月発売の雑誌記事で是非ご確認いただければと思います。んー、でもやっぱり取材は対面がいいなあ。

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雑誌ナナメ読み:東京モーターショー再び

Mortor_show2009  いま売りの雑誌「NAVI」に東京モーターショーの記事が載っている。

 外国勢ほぼ撤退の状況をどうするか、についてふたつの見方を示した内容。他誌の「東京をバカにすんな!」という、それこそおバカ記事じゃなくて、より建設的なのは、さすが老舗CGの姉妹誌だなあと。

 ここでは、街作りとクルマの関係を示した新しいアプローチとか、外国ショーではあり得ない「規制」だらけの開催運営への指摘が書かれている。これは見方を変えると、片やもう日本メーカーだけで腹をくくって、片や外国勢よ帰って来い、という提案なんである。

 で、先日報道されていたけど、実際のショーの目玉は、何と今年のCOTYの授賞式を会場で行う、そんでもって歴代の受賞車を一同に並べる、っていう予定があるらしい。

 COTYのよくないウワサは読者の方もよくご存知だろうけど、一応”第3者的立場”で選出することになっている賞を、自工会主催の会でやっちゃうってスゴイよねー。これはCOTY側からの提案だそうだけど、もはや「建前」を言ってる場合じゃないと。

 でも、どうせ「建前」をかなぐり捨てるなら、前にも書いたけど、いっそ外国車ブース出展料を免除して「ご招待」すればいいのにって思うな。あ、これはもちろん、今後も国際ショーとしての立場を死守したいならの話ね。

 いや、もう日本メーカーだけでいいじゃん、ということなら、出展車のあり方を再検討したらどうだろう。従来のようにラブホテルやUFOみたいな現実味のないコンセプトカーばっかり出すんじゃなくて、実際の販売予定車を出し惜しみしないでたくさん並べたらいいのに。

 ま、2年も先に出すクルマなら多少デコレーションしてもいいだろうけど、基本的には「ほぼそのマンマ」で。そんなことしたら新車効果が・・・なんていうのはもう古い考え方でしょう。そのクルマが本当に魅力的なら先に見せたって売れる筈だもん。逆に言えば、そういうクルマを作るべきってことでね。実際欧州勢はとっくにやってるワケだし。

 前回でGT-Rがひとり勝ちだったのは、それがGT-Rっていう特殊なクルマだったこともあるだろうけど、”市販車”としてお披露目だったことも大きいんじゃないかな。べつに次期のマーチやヴィッツ、ステップワゴン、コペン、スイフトなんか見せたっていいじゃん。あ、ウワサのホンダやスバル+トヨタのスポーティカーなんかもね。

 マツダやスバルみたいに車種が少ないメーカーは限界があるだろうけど、それ以外のメーカーなら結構出せるんじゃない? もちろん出展車は最新技術を搭載して、ニッポンの”技術見本市”な要素もしっかり盛り込むのがいいんじゃないかな。つまり、技術見本のためのコンセプトカーを作るんじゃなくて、現実的なクルマで技術見本を展開するっていうこと。

 ま、歴代のCOTY受賞車は一部の来場者にウケるかもしれないけど、それはショーとしてあまりに後ろ向きだと思う。そりゃ、緊急避難的要素が大きいのは理解できるけど。

 ブースが余ってるんだったら市販車は全部並べて、かつ先述のような現実的コンセプトカーを一杯持ってきて欲しい。それが日本車限定ショーの場合の提案かなあ。

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クルマ散策:EVは人気者?

Imiev  プリウスはいま買っても11月納車という、まさにハイブリッド人気真っ盛り。その雰囲気に乗ってか、今度は電気自動車の話題が出てき始めた、みたい。

 当面の話題は近日デビューの三菱i-MiEVとスバルのプラグイン・ステラ。とくに泣かず飛ばずの三菱は、こいつを「起死回生」の起爆剤と位置づける自慢のEVなんである。

 なんだけど、どうもなあ・・・。

 走行中のCO2排出量がゼロ、高い加速性能、わずかな電気料金。そんなにいいものがいまだに普及してない理由はクルマ好きなら皆が知ってる。充電スタンドとういインフラの未整備。短い走行距離。高額なお値段。そして進歩度合いの不確定要素。

 たとえばi-MiEVは10.15モードで160kmだけど、走行条件次第では半分程度だって言われているし、ステラはもともと90kmしかない。フル充電は十数時間、急速充電でも30分かかるから、仮にスタンドができても「サッと寄って」というワケには行かない。そしてお値段は450万円超だ。

 メーカーは、普通のユーザーの1日の走行距離は30~40kmだからOKと言ってるけど、じゃあ今週末は温泉に行こうか・・・には対応できない。いや、これはシティコミューターだからと言うけど、じゃあ温泉用はもう一台買えってこと? それこそ普通のユーザーには無理だから当初は法人、自治体向けって話なんだと言われそうだけど、来年の春には市販化としっかり発表済みなんである。

 あ、いやいや、僕が今回言いたかったのはEVそれ自体じゃなくて、何でそういう状況なのにTV・新聞はこんなに騒ぐんだって話。それも、HV人気に乗っちゃった「こっちはもっとエコ」みたいなノリで。

 そりゃ電気、電池ということでは「お友達」なんだけど、実際にはHVとEVは全然違う乗り物なんだという報道になってないでしょ。HVは電気を燃費に振ってるからガソリン満タンで1000kmに届くかって話だけど、EVは逆に普通のクルマの数分の一しか走らない。そういう意味でも”状況”としては逆なのに。

 もちろん、これから数年経てばバッテリーの進化で走行距離は延びるだろうし、充電時間も短縮されると思う。もちろん価格も下がるだろうし。もしかしたら2、3年でフル充電5分、航続500km、お値段200万円なんてことになるかもしれないけど、とにかくいまは違うでしょ。

 それに、そのバッテリーの進化度合いで同じ車種でも買って1年後には倍の航続距離、なんて妙なこともあり得るしね。日産がバッテリーをリースにするという話だけど、まあとにかくそのまま売りっ放しはマズイ雰囲気。

 いままでと同じ感覚で乗れるHVとEVとは、とにかくそういう違いがある。EVのポテンシャルは高いし、デリバリーが始まること自体が素晴らしいという考え方もあるだろうけど、いまはまだ問題もあると。「パンパカパーン!」とお祭り的じゃなくて、何だかそういう冷静な報道があるべきなんじゃないかなあ。

 雑誌的には今後発売になる号から載り始めるだろうけど、その論調に注目かな。やっぱりEV万歳、EVバラ色みたいになっちゃう? それとも専門誌としてもう少し高い視点を持つか?

 そうだ、8月に発表(のみ)されるという日産のEVは5ドア・ファミリーカーという、従来のEVの既成概念をぶち壊すってクルマだって話だけど、性能的な面でも圧倒的サプライズが用意されているのかな?

 

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