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新車心象風景:スズキ・ラパン

Lapin  「お前は悪いことばっかり書いているが、それはどうなのか?」というご意見・ご指摘を頂くことがあります。なので、今回は半分はいいことで・・・。

 ラパンです。いや、昔のイギリスやフランス車あたりから拝借しちゃった企画自体には?なんですけど、注目点は「こだわり」ということです。

 とくにインテリア。ベージュやブラウンカラーを施したインパネ、アクセントの色調を合わせたオーディオ周りとフォトフレーム、インサイドドアの大胆な布張り、ツートンのシート生地配色などなど。

 あっちこっちにいるウサギはやり過ぎだろうという声もあるけれど、とにかくこういう細かいとこまでの「こだわり」が独特の質感を創っているのは間違いないんじゃないかなと。決して高級とかじゃないけど、抑え目の車両価格の中、安価な素材でも工夫すれば結構面白くできますよという提案。

 いや、これが完璧だとかそういう話じゃなくて、こうやって色々とこだわれば他の車種だってもっと面白くなるんじゃないかなと。たとえば新しいワゴンRの内装、とくに空調周りなんて悲惨なことになってるでしょ。なんだか9,800円のラジカセみたいな。格上のスイフトだって素材自体は悪くないんだろうけど、なんて言うか退屈でしょう。

 ワゴンRやスイフトはより広い層に向けた商品なので、ラパンみたいなチャラチャラ系は違うだろうけど、ただそれならもっと別方向で「こだわり」が可能だったんじゃないかな。素材や色の組み合わせで、もっと個性や質感が出せたんじゃないかなと思うんである。

 ラパンは、まあ何ていうか「色モノ」企画なので、そのあたりの迷いがなくやりたい放題やっちゃった感じだよね。その伸び伸び姿勢がよかったんじゃないかなと。これ、男子でも欲しい人いるんじゃないかなあ?

 ただ、もう半分はダメ出し。ここまでパーっとやっているのに、何でターボ車の内装は黒系だけになっちゃうんだろうね? ワゴンRもターボはスティングレーになっちゃうし、このターボ=走り系=黒系っていう固定概念はそろそろどうにかならないのかなあ? ほら、カラーにこだわったあの日産マーチだって、12SRにするといきなり室内真っ暗だし、ボディカラーも暗いのしかなくなっちゃうよね。

 身内でもパレットなんかは普通の内装色が用意されてるのは、恐らく家族向け限定車種ということなんだろうけど、それはもうホントに古い考えだと思うなあ。とくにメーターにまでウサギちゃん付けちゃったラパンなんだから、もっと頑張って欲しかった。

 

 さて、ここ数年京都での年越しにハマってますが、今回も明日から2日まで行って来ます。今年もこのブログをお読みいただきまして誠にありがとうございました。来年以降もライターとしては細々な感じだとは思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 皆さまもよいお年を。

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雑誌記事:マガジンX2月号

Mago2  マガジンX、2月号が発売になりました。

 デザインの連載が終わって、久々の社会ネタ復帰となりました。と言っても、今回は相当軟らかい内容ですけど。

 ネオ・クラシックがブームになってからもう結構経っているんですけど、今回の提案は「普通のお父さん」に買ってもいいかなあと思わせることですね。

 いまはブームと言っても、街の中古車屋さんに置いてある素性の分からないタマをポンっと買えちゃうマニアが引っ張っているでしょう。でも、それじゃつまらない。

 普通のお父さんが、「懐かしいなあ、また乗りたいなあ」という気持ちになったとき、安心して買うことができればまた違ったブームになるんじゃないかと。もちろんセカンドカーとしてがほとんどでしょうけどね。しかも、スポーティなクルマばっかりじゃなくて、カローラとかサニーとか、ローレルみたいなフツーのセダンを対象にするのがミソ。

 今回は「エコ替え」に反対、みたいなことですが、こういうのって数としてはわずかなものでしょうから、環境云々ってことにもならないでしょうしね。もちろん、新車を作るとき、旧車を解体するときのエネルギーや環境負荷っていう話も含みますが。

 こんな提案メーカーがやるわけないじゃん、とい意見は承知の上で、時間がありましたら是非ご笑覧ください。

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雑誌記事:今日の取材

 今日、年明け発売になる雑誌の取材に行って来ました。

 まだ掲載については不確定なので詳細は書けませんが、お話を伺ったのは僕の地元では誰もが知っているような有名な方です。ひょんなキッカケから取材を思いついたのですが、まさか実現するとは思ってませんでした。

 僕はサラリーマンですが、ライターという仕事に首を突っ込んでいることで、普通では合えないだろう人に話を聞けるのが面白いですね。

 たとえば、国土交通省のお役人とか、天下り団体の役員とか、普通合わないですもんね。もちろんメーカーの方や、道路会社の広報、販売会社の役員。この前までの連載の前澤氏や、あの巨匠へのインタビュー。そういえば政党の政策事務局なんていうのもあったかな。

 まあ、基本的に何でもアリの姿勢でやってますから、「取材」ということであれば大抵の方には合える可能性はあるんですね。もちろん、それ相応の方の場合は極度の緊張で精魂尽き果てることもありますけど・・・。

 自称「ライター」なので、ホントに細々やってる感じですけど、こうした機会が得られることには感謝というか、大事にしたいですね。

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クルマの他:渡辺貞夫コンサート

081214230140  毎年恒例の渡辺貞夫クリスマスコンサートに行って来ました。資生堂によるこの催しはもう10年以上やっていて、会場もずっとオーチャードホールです。

 今年は、8年前に亡くなったブラジルのボサノヴァギタリスト、バーデン・パウエルのトリビュートという企画。何と、その息子マルセル・パウエルがメンバーに。

 そのパウエルの超絶ギターが凄かった。南米のギターはもともと独特の技法があるけれど、それにしてもトンでもないプレイ。ある意味、失敗してるんだかどうだかも分からないようなところもあったし。

 それとゲストボーカルのファビアーナ・コッツァがまた凄い。初来日の若手女性ヴォーカリストだそうだけど、声量もリズム感も圧倒的。ああいう歌手がいっぱいいるんだろうな、向こうには。渡辺貞夫は、世界中の無名アーティストを毎年のように連れて来ちゃうのが素晴らしいですね。先日はブルーノートでしたが、今年は貞夫氏づいています。

 12月は色々あると書いたけど、今週はこの他にもコンサートがふたつ。来週以降もやっぱり盛りだくさんです。あ、自分がドラムで参加している社会人バンドのライブもふたつあったりします。

 「クルマの他」はあんまり評判よくないみたいなんだけど、いつもクルマの話ばっかりだと息が詰まると思って。それに、単にクルマバカだと思われると悲しい?

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雑誌記事:フツーのクルマに光を!

Autocar  いま売りのAUTOCAR誌の新車紹介ページで、協力ライターのM氏が興味深い記事を書いている。

 スプラッシュの紹介記事なんだけど、その出来がすばらしく、編集部は直ちにこのクルマの特集を組むべきだと結んでいるんである。

 AUTOCAR誌は本国版の編集意図に沿って、まさに”走ってナンボ”の記事が大半を占めていて、その根拠となる構造検証が特徴的だ。スプラッシュもその流れの中で絶賛されている。

 僕は、ああなるほどと思った。いや、スプラッシュの特集を組むこと自体じゃなくて、こういう何でもないフツーのクルマにキチンと光を当てる記事がもっとあってもいいんじゃないかと。

 たとえば、GT-RやIQみたいな変り種のクルマはそこそこ特集らしきものがあるし、欧州車ではとくに新車じゃなくたってフェラーリだのポルシェは年中特集記事が組まれる。じゃあ、同じスズキでやっぱり評判のいいスイフトはどうかというと、まあほとんどない。せいぜい新しいコンパクトカーが出たときにライバルとして引っ張り出されるくらいだろう。

 でも、実際にはスイフトの方がリーズナブルでより多くのユーザーの近くにいるのは明らかだ。だったら、そういうクルマこそ光を当てて、もっと積極的に記事にするべきなんじゃないかなと。ライバルに比べてどこが優れているのか、それはなぜなのか、なぜそういうクルマができたのか、などなど。あ、スタイリングもね。

 もちろんスイフトはあくまでも一例だけど、単に新車だとか、スーパースポーツだとか、そういう価値観じゃなくて、もっと地に足の着いた特集記事があっていいじゃないかと。なんだか、そういう記事が多くなるとユーザーのクルマを見る目も結構変わって来たりするんじゃないかな、なんて思う。

 スプラッシュの特集を組むべき。これはなかなか深い提案だなあと思ったんである。

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クルマ散策:遠乗会(ドライブツアー)

Toonori1_2   今日、地元国立市で「遠乗会」という自動車イベントがありました。

 これは、いまから100年前、国産ガソリン車初のドライブツアーが日比谷公園から、ここ国立の谷保天満宮をゴールに行われたことを記念するもので、国立市と都が中心に開催した自動車イベントです。

 例の東京オリンピック招致運動の一環に充てられていたのが少々気に入らなかったのですが、せっかくの地元イベントということで参加してきました。

Toonori2_2  会場は市内の運動場で、”昭和”に作られた事前登録車の展示や、地元在住の嵐山光三郎氏のトーク、そして早朝に日比谷を出発した名車の合流など、ゆるやかな内容でした。

 予想よりたくさんの旧車が集まりましたが、気になったのがまずサーブ99。オーナーさんの話では国内に1台とのことですが、1.7のトライアンフ用エンジンを積んだというセダンははじめて見ました。

 いすゞ関係ではお約束のべレット、117クーペがしっかり来ていました。とくに117は内装の状態もずいぶんいいクルマでしたね。我がジェミニには例によって「昔乗ってました」という方が3人くらい声を掛けていただきました。

Toonori3  あとは、カリーナのGT-Rにグッと来てしまいました。こういうクルマで、シートがオリジナルのままって珍しいですよね。それにしても、あんなにバンパーが角ばってたかなあ?

 イベントのラストは市内のパレード。だいたい70台前後の参加車がゼッケンを付けて主要道路を走ったのですが、沿道からの撮影や見学が多くて意外でしたね。

 それにしても、地元の神社で日本最初の自動車クラブが結成されたなんて、まったく知りませんでした。どうやら本当の発起人は市内のクルマ好きの方らしいですが、初めてのイベントとしては成功だったようですね。どうやら来年も開催するそうです。

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