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新車心象風景:スズキ・ワゴンR

Wagonr_5  今回は静粛性がウリなんです、という営業の方の話を聞いてアクセルを踏み込むとグオーンと威勢のいい音。ん? うるさいじゃないか。しかも、走り始めはかなりトロいし。

 内装、たしかに先代よりは作りがよくなっているけど、なんか薄べったい。価格表を見比べれば上級グレードは格上のスイフトよりお高いのに、なんでこんな質感に差があるんだろう。

 街中はともかく、高速を使うようであればやっぱりターボが要りますね、と営業マン。もう走り始めから体感が違いますから。ただ、燃費は少々落ちますけど、今度はCVTですから少しはいいかと・・・。なるほど、グオーンとなったのはNAだからか。

 しっかり走るなあ、と思ったら何と我がジェミニとホイールベースは同じじゃないか。あ、タイヤも同じ14インチだ。段差も気にならないし、後席も広い。

 四角四面に定規のようなラインを入れた道具感いっぱいのボディは、ついに小型車の文法を取り入れて色気を出した。この辺はセルボで勉強したということか。けれども、ライバルのムーヴほど情感は入れないで、一応歴代の香りは残してある。

 ここんところずっと感じているけれど、小型車や普通車のモデルチェンジに比べると、軽は1世代での諸々の向上感がえらく大きい。よく、軽と小型車では設計の次元がまったく違うみたいな話を聞くけれど、それが近づいているということなんだろうと思う。

 すると、やっぱり結論はいつも排気量の話になってしまう。エンジニアさんは660で頑張っているとは思うけど、安全性能を上げたボディはどんどん重くなるというジレンマもあるし。とにかく、居住性や乗り心地がここまで来ているんだから、現実的にこれ1台ですべてまかなえるクルマにするべきでしょ。この技術は日本の誇りなんだから、妙チクリンな規格は早いところ修正しないと。

 寸法が現行とおりなら1リッターエンジンでも同じ税体系でいいじゃん。それに衝突基準と内装のチープさを見直せば、軽は世界中でヒット間違いないでしょう。 いや、そのひとつの回答がパリショーの「ALTO」だとは思うけど、何だかもったいない。個人的にはトヨタのIQなんかよりよっぽど支持されると思うけどなあ。

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コメント

ワゴンRユーザーとして、当然今回のモデルチェンジは気になります。
所有しているのはH9年式の初代。購入したのは今年の7月です。
確かに旧規格なので幅は狭いし、質感も低ければ騒音もします。
でも「あぁ、この車が売れたの分かるなぁ」と思わせるものがあります。
で、新規格になってもう10数年経ちますが、もう「軽」自動車ではなく、排気量のバランスからすれば「重」自動車になってしまっていますよね。
コンパクトカーとの絡みとかいろんな理由があるんでしょうけど、それはあくまでメーカー側の都合。
ユーザー目線に立とうとしていないわけですよね。
やはり軽自動車は日本の技術が最もよく表れている商品だと思います。
しかし訳の分からない規格によって縛られて、もう技術的にも限界にきているのではないでしょうか。
そうなると車そのものの「出来」ではなく、「見栄え」や「コンセプト」だけで売ろうとしてくるんでしょうね。
もういい加減、軽自動車として車らしいクルマを作って欲しいものです。

投稿: アレスタ | 2008年10月 5日 (日) 23時37分

仰る通りに、
この軽と言うどこの世界にも通用しない区分は無くすべきですね。
代わりに国民車、ファミリーユースというような区分を設け、
税金を優遇し、その代わりに燃費、安全性、エコ度合い、これらをきつく制限をし、
クリアしたもののみ指定するというようなことにすべきじゃないかって思います。

日本の車はとっくの昔に世界の車になっているのだから、
それに合わせた区分をしないといけません。

投稿: 佐衛門 | 2008年10月 6日 (月) 14時21分

ぱっと見、80年代初頭のホンダ・シティ2代目のようだ。シティ、初代は売れたが2代目は散々だった。ワゴンRは買い替えだけでもかなりの数だと思うが、このスタイルを見て「ワゴンR欲しい」と思う人がどのくらいいるか、が勝負だと思う。メーカーの思惑が「脱道具」とするなら、道具感をなくした新車に失望したユーザーは「脱ワゴンR」となるしかないかも。大多数の人が軽自動車に何を求めているのか、何を求めていないのか、本当に分かってるならこうはならなかったかもしれない。スズキも正念場か。頑張れスズキ。

投稿: 優路 | 2008年10月 8日 (水) 13時38分

アレスタさん

やっぱりユーザーの方の声は説得力がありますね。開発者はよく制限がある方が色々工夫もする、みたなことをよく語りますけど、ユーザー側からすれば高価な買い物なのですし、もっと根本的な向上を期待しますよね。

佐衛門さん

いま言われている環境税みたいなものですかね。でも、現行の特定財源を環境税に置き換えてしまえ、みたいな乱暴な話も出てきていますね。どうなっていることやら。

優路さん

スズキの正念場。僕は小型車にも感じています。スイフト、そして欧州ではSX4の爆発的ヒットがあって小型車に軌道修正したスズキですが、スプラッシュや今度のALTOを見ていると大丈夫かなあと。

投稿: すぎもとたかよし | 2008年10月 9日 (木) 09時29分

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