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新車心象風景:三菱・パジェロディーゼル

Pajero  今回はきっと色々な雑誌媒体でも指摘があるだろけれど、トッポに引き続き、そりゃあないだろう、三菱自動車と。

 何しろ日本は北米かそれ以上にディーゼル・アレルギーの国なんである。クリーン化技術を引っさげた新世代エンジンでディーゼル復活を目論むにしても、それなりにデリケートな配慮が必要なのは当然の筈。

 そういうときに新長期規制という、もうすぐ世代遅れになるハードルで売り出すってどういう了見なんだろう。日産がMT限定という条件付でも、とにかく現時点で最新規制とされるポスト新長期規制をクリアした商品を出したばかりなのに、まるでその出鼻をくじくようなやり方じゃないか。

 そりゃあ、新長期規制だっていま購入するのに何ら問題はないし、もしかしたら廃車になるまで乗ることもできるかもしれない。でも、それはいまできる最善の仕事じゃない。まあ、たぶん大丈夫でしょうという話だ。

 だから、これはボディパーツを流用しましたというのとは次元が違う。何だかエンジニアには誇りのカケラもないのかと思わせてしまうやり方だ。しかも、三菱は追ってポスト新長期に合わせたバージョンを出すとまで言っているじゃないか。だったら、それができるまで待ちなさいよ。

 買ったユーザーが当面心配要らないのは間違いないけれど、でも、同じ仕様のクルマが猶予期間を入れても2年後には発売できなくなるという事実だけで十分印象が悪い。そういうクルマを、さあこれからだぞという市場に平気で投入するのは、ホントに罪深いと僕は思う。

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コメント

おそらくポスト新長期までのつなぎなんでしょうね。先代パジェロに設定されていたディーゼルエンジンをベースにコモンレール方式に変更して、DPFを装着した代物ですから大して期待は持てない暫定商品でしょう。
まぁ買ってはいけないクルマのひとつかもしれませんね。

エクストレイルのディーゼルに試乗しましたが、MTのクラッチの反力が強すぎるのと、低速でのトルクがスペックほどなくて、街乗りでは使いずらかったですね。
せっかく日本にディーゼルを普及させるのであれば、実際の交通状況に合わせた設定をすべきなのに…単なる環境アピールと、規制一番乗りにしか思えない見切り導入ですね。

それにしても日本のディーゼルアレルギーって報道や某知事による扇動や世論操作が大きすぎると思うのですが。地方や建設・運輸業の人間にとっては、経済性や動力性を考えればディーゼルになるのですが…
排ガスをクリーンにすることは必要不可欠でも、その対策によってディーゼル本来の経済性はあまり優位ではなくなりましたね。

これではディーゼルエンジンの普及は思ったほど見込めないような気が…

投稿: アクシオム | 2008年10月 3日 (金) 10時00分

パジェロがそんなエンジンだったとは知りませんでした。
いや、車に無知な人なら、あの広告を見たら「凄いのかな?」と思ってしまいますよね。
買ったユーザーは損した気分になるんでしょうね。
日産や三菱は何を焦っているんでしょうか…

投稿: アレスタ | 2008年10月 3日 (金) 21時41分

アクシオムさん

結局日本のマスコミ、とりわけTVが関わったものについてはたいてい正しい情報、地に足の着いた報道がないということですね。僕らはクルマ好きですから欧州の状況や日本の規制についても理解しているのですが。きっと、クルマ以外のあらゆる事項につてこういう事態になっているんだと思います。

アレスタさん

実害はないわけですが、どういうものなのか、どういう状況にあるのか、というインフォメーションが少なすぎるんでしょうね。的確な情報があれば、あとはユーザー次第なんですけど。

投稿: すぎもとたかよし | 2008年10月 4日 (土) 20時10分

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