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雑誌ナナメ読み:機械至上主義

Golf  日本の自動車評論の世界は基本的にハード重視ということになっている。いや、クルマの構造を知らない人間に評論家になる資格はない、くらいのことになっている。だから、エンジンにしろシャシーにしろ、あるいはボディにしろ、構造に詳しいほどエライらしい。

 それにしてはなあ、と思う。たとえば、いま話題のゴルフTSI。ターボとスーパーチャージャーを小排気量のエンジンに組み込んで、大排気量のパワーと小排気量の燃費を両立する優れ物。各誌絶賛で、ある雑誌では「ハイブリッドだけがエコじゃない」なんてタイトルで評論家が解説している。それがまたエラそうで、あたかも自分が作ったみたいに。

 で、何が言いたいかというと、そんなにハードに詳しいならメーカーが開発する前から提言すればいいじゃないか、という話。直噴化で精緻な噴射コントロールが可能になり、かつて燃費悪化の代表だったターボが高効率エンジンの立て役者になる。ハードに明るいならそんなこと容易に想像できるワケでしょ。完成したものにだったら素人だってコメントできるわけだし。

 僕はどちらかと言うとコンセプトやデザインで評価することが多いんだけど、そんなのダメっていうのをいくつかの雑誌編集者から言われたことがあるんだよね。でもさ、できたものにしかコメントできないなら、はじめからハード至上主義なんて偉そうなこと言うべきじゃないと思うな。

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「雑誌ナナメ読み」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。最近ブログを読ませていただいていました。このブログがきっかけで数回貴誌を購入してみました。

TSIの記述では、各誌ともおっしゃる通りの反応でした。以前から、評論家の人たちが書く事自体は、全くと言っていいほどアテにならず、到底信頼できないというのが、私の感想です。というのも殆どメーカーの広告補助係になっていて、どんなクルマであっても、褒めちぎる意外の事をしないからです。結果、実際に乗ってみた場合、その印象は雑誌の記述とは全く違うと感じる事が多いと思っています。
このTSIは残念ながら乗った事はありませんが、大排気量並みのパワーと小排気量並みの燃費というなら、何故数字を持ってそれを他のライバル車種と比較しようとしないのでしょう?単にカタログの転記では不足です。例えばパワーなら、全開加速で50キロ、100キロ、120キロ、150キロの到達タイムとか、燃費だって実走テストをすれば、あれこれ語るよりもよほどわかりやすいと思います。
評論家の皆様の言葉だけでは、残念ながら、全くわからないというのが現状だと思います。

ところで、貴誌ではメカに詳しそうな評論家の人がスカイラインでもセルシオでも、その作りは軽自動車なみで単なる安物との論を展開していますが、読み物としては面白く、「確かにな」と賛同できる面もあるのですが、かなりの違和感も感じます。
というのも、その人の理想とする車をもし作ったとしたら、部品強度は超オーバースペック、内装はベルサイユ宮殿並みとなり、戦車に応接間を載せたようなクルマになってしまいそうです。それでは価格面、環境面、安全性などとんでもないものになってしまいます。
初の書き込みでの長文、失礼しました。

投稿: フクちゃん | 2007年4月15日 (日) 00時39分

ホント、そのとおりです。いわゆる評論家の方々はできあがった物しか見ようとしないんですね。

本当はさまざまな基礎研究あっての技術なのに、そんなことは知らない。知ろうともしない。だからTSIがふっと沸いたような技術だと思ってる。きっとVWは長いこと研究して、その芽を育ててきただろうに。

車を買う人のほとんどは、車をハードで判断
したりしません。
コンセンプトやデザインなど、買う人のメリットを考えて評価するのが順当な評論家というものでしょう。

投稿: LANDY | 2007年4月15日 (日) 00時50分

>フクちゃんさん
はじめまして。ブログ、雑誌ともお読みいただきありがとうございます。スカイラインやセルシオのような話は、やはり技術に精通しているほど出やすいようです。結局、視点がミクロになってしまって、勢いその優劣だけでクルマを判断してしまう。理屈としては破綻していないから、他の人の意見は排除する。こういう人ほどエラそうなんですよね。今後もよろしくお願いします。

>LANDYさん、
お久しぶりです。できあがったものにしか評論できない。これに賛同してくれる方は少ないので嬉しいです。ハードは大切ですが、それだけじゃダメ。そんなことはもうずっと前からなのに、いつまで同じようなことやってるんでしょうね。

投稿: すぎもとたかよし | 2007年4月15日 (日) 14時20分

ヒョーロンカ各氏は、メーカーと読者(消費者)を結ぶただの「パイプ」だと思っています。一応フィルターのついている方もいますが、目が細かいか粗いかぐらいの違いかと。それはさておきトゥーランTSIは、選択肢として真剣に考えられるレベルかもしれません。低排気量かつ高出力かつ良燃費(低燃費とはいえないと思います)。素人目にも魅力的。日本のメーカーで追随者があるか。「取った」かな?(笑)

投稿: 憂路 | 2007年4月15日 (日) 18時00分

はじめまして。
ブログも雑誌も読ませていただいております。
TSIの各誌の記事にはとても違和感があったのですが、今回のブログを読んで少しホッとしました。
小排気量エンジンに過給する話しは昔から出ていましたよね。
エンジンに過給すること自体、排気量の増大的効果を目的としているわけですから。
F1では1.5Lで1500馬力までいったわけで、その頃の軽自動車のエンジン(660cc)にターボをかけて100馬力くらい出し普通車に載せたら、エンジンルームは小さくなるしクルマは軽くなるし、デザイナーだって大喜び。
こんなことを中村良夫さんの著書で読んだ記憶があります。
ただ、買う人がいるか? そんな事も書いてありました。
いろいろな意見を加味して、評論家各氏もう少し客観的なことを書いてくれると多少は参考になるのですが。

投稿: はる | 2007年4月16日 (月) 02時09分

>はるさん、はじめまして
中村氏の著書のことは知りませんでした。
過給器もそうですが、やっぱり話題のコモンレール・ディーゼルも同じですよね。
もっと言えば、メカだけじゃなくて、パッケージングやデザインなんかも提言があっていいと思いますね。ま、スクープ合成CGはお盛んですけど・・・。

>憂路さん
もしかして・・・購入候補ですか、TSI。VWはこれからTSI攻勢をかけるみたいですね。

投稿: すぎもとたかよし | 2007年4月17日 (火) 09時09分

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