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新車心象風景:三菱パジェロ

Pajero_1 前回の東京モーターショウでアイを発表、デリカ、ランサーのコンセプトも出来がいいですねと声を掛けると、デザイナーの某氏は「もう後がないですから・・・」と実に潔い返答をしてくれた。そこには、ダイムラー・クライスラーと手を切って、これからは自由にできるゾ、という意味もあったんである。そういう意味では新しいパジェロ、うーん、ちょっと中途半端かなあ。

 歴代を意識したと言うだけあって、たしかにどこから見てもパジェロそのもの。多分、先代があんまりだったので、ヒットした2代目あたりを強く意識したんだと思う。三菱自身が直線基調にしたと言っているのがその証拠だけど、そうかなあ、これ。

 いや、原点回帰で直線基調にするのは僕も賛成なんだけど、だったらもっと徹底するべきだったよね。具体的に言えば、ルーフも含めてサイドウィンドウの上下に妙な曲線を残しているし、フェンダーも変な膨らみが施されていて、何だかスッキリしない。分かりやすく言えば、2代目と先代を足して割ったような思い切りの悪さがあるんだよね。それはインテリアにも言えて、機能性よりも先代の豪華指向が強く残ってる。

 アイやデリカのコンセプトはあんなに明快なのに、何でパジェロはこうなっちゃったんだろう。多くを販売する海外市場はこういうフォルムを期待しているのか? もちろんアウディQ7みたいに高級SUVを目指しているんだったらいいんだけど、今回は歴代の踏襲が目的なんだから、ここは初代のレプリカを作るくらいの潔さが欲しかったと僕は思う。

 ま、月販700台という数字が日本市場での立場を示しているということかな?

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コメント

世は無常。初代レプリカをつくってヒットするほど世の中は甘くないかも。かといって半端なデザインでヒットするかと言うと、それもない。いいクルマが売れるかというと…いい人が出世するかというと、にも似て、これもありやなしや。SUVはもうブームも終わっているのではないかと思います。パジェロの時代も終焉。「パジェロ、パジェロ」のかけ声も「フリーランダー」に変わった、と子どもが教えてくれました。パジェロ=バブルにも似て(語感も似ている?)、私の中では「NO MORE」という感じです。何がいやなのかというと、まずあの黒煙が。改善されたのでしょうか?

投稿: 優路 | 2006年10月 7日 (土) 08時58分

僕はバジェロを観ると、どうしても無意味でただただ危険なだけのカンガルーバーを日本にもたらした車という印象が拭えません。

投稿: C4 | 2006年10月 8日 (日) 14時43分

やっぱり、歴史のあるモデルのモデルチェンジは難しいのでしょうね。

さすがにデリカほどは思いきれなかったのでしょう。

でも私は今回のパジェロ悪くないと思いました。

そんなに新鮮的でも格好良いというわけでもないですが、割とスッキリしていて、なおかつパジェロとしての個性はは持たせることに成功しているように感じました。

BMWやAUDIのSUVよりも嫌味がなくていいのではないでしょうか。

もっとも乗ってみなければ実際のところはわかりませんが。

投稿: BellaVoce | 2006年10月12日 (木) 16時31分

パジェロの窓枠のラインですが、先代のドアをそのまま使ってるそうです。

台所事情はまだまだ苦しいんでしょうね。

投稿: 宇垂 | 2006年10月16日 (月) 13時35分

たしかeKワゴンも先代からガラスを流用しているらしいですね。もっとも、こちらはコストダウン自体がコンセプトみたいなクルマなので、パジェロとは理由が違うのでしょうけど・・・。

投稿: すぎもとたかよし | 2006年10月18日 (水) 20時44分

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