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新車心象風景:メルセデスのカタチ

Glclass  もともとメルセデス・ベンツのエクステリアは特段目立つようなこともなく、どちらかと言えば地味だったけれど、地味は地味なりに、それが定番と言えるところまで到達していたと思う。けれども、ここ数年はどうにも妙な具合である。

 写真のGLクラスがGクラスの後継と言うにはあまりに平凡過ぎるように、最近のメルセデスはとにかくオリジナリティに欠けていて面白くない。たしかにラインナップを見渡せば皆同じ要素を持っているんだけど、それ自体がツマラナイんである。

 現行車種の多くに共通する特徴は、フロントのホイールアーチからいきなりキャラクターラインが始まって、それがリアまで駆け上がるという手法。これはAクラスから始まって、B、R、そして間もなく出る新しいCL、Cクラスにも採用されるみたいだ。これはいまのチーフデザイナーの好みなのかどうか分からないけど、どう見てもラインの立ち上がりが唐突過ぎて、造形的に必然性が見当たらないんである。

 で、この唐突なキャラクターラインを除いてしまうともう何の特徴も残らなくて、恐らくスリーポインテッドがなければどこのクルマが分からないかもしれない。さらに言うと、このラインを持っているとしても、それはとても定番になるような代物じゃないんである。

 メルセデスは保守的なイメージがあるけれど、実際には色々とチャレンジングで斬新な提案をするメーカーである。けれども、残念ながら現在はエクステリアの魅力の無さが足を引っ張っているような気がしてならない。少なくともライバルのBMWやアウディのような完成度には程遠い。

 いや、もしかしたら、もはやメルセデスは”定番”なんて発想をとっくに捨ててしまっているということなのか?

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コメント

ぱっと観て全体的に妙にチグハグしていて、歴然としたコンセプトが伝わってこないですよね。CLSは結構思い切ったデザインでこれから期待できるな、なんて思ったんですが、

投稿: C4 | 2006年10月15日 (日) 18時43分

メルセデスと言えば「W124」の無骨さしか思い浮かびません・・・それぐらいあの頃の直線的デザインは好きでした。

今は・・・なんだろう?巨人トヨタを意識したから?無骨なメルセデスをもう一度!!

投稿: KsGarage | 2006年10月16日 (月) 09時36分

ダイムラーは量販メーカーに変貌している。何でもあり。稼ぐが勝ち。売れるが勝ち。日本ではまだベンツ神話は健在で、ヤナセもその神話に乗ってるだけ。ほんとに神話(ありえない昔話)なのに。試乗して、今のベンツの車がどんなヘタレなのかを、ご自分の五感で確かめればいいと思います。

投稿: 優路 | 2006年10月17日 (火) 05時02分

CLSは何だかんだでヒットしちゃいましたね。欧米でもかなりジャガーあたりの客を引き込んでいるとか。

W124は代車で数日しか運転したことしかないのですが、ボディの大きさを感じさせない操縦性と、鉄の塊に乗っているような感覚がスゴかったです。人気が衰えないのも分かりますね。

投稿: すぎもとたかよし | 2006年10月18日 (水) 20時40分

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