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新車心象風景:スバル・ステラ

Stella  そういうことにはなっていないけれど、たとえば全てのピラーをブラックアウトさせてワゴン風にするなど、これは実質プレオの後継なんだと思う。R2の販売不振で急遽作り上げた箱型ワゴン、まあ、このクルマ自体にあえて言うことはないでしょ。

 言いたいのはやはりR2の不振の方なんである。人気の箱型じゃないからということもあるんだろうけど、同時にそのモノフォルムなスタイルがちょっと、というのが不振の原因と言われている。ちょっと・・・というのは、つまり異端に過ぎるということだろう。しかし、それもなんだかなあと思う。

 たとえばトヨタの初代カムリ、日産マキシマ、ユーノス500、いすゞピアッツァなど、そのコンセプトやエクステリアデザインが先進的であるが故、「時代が早すぎた」という言われ方がこれまでいくつかあったけれど、それはやっぱりそう思わせる時代、時期があったんだろうと僕は思っていた。けれども現代は手の付けようがないくらいの情報化時代、まさに多様化の風が吹き荒れている時代なんである。そんなときに、まさか「時代が早すぎた」なんてことはあり得ないと思うじゃないか。

 けれども、R2はそういうことなんだよねえ。いまどきこの程度のエクステリアに拒絶反応が起こり得てしまうのが現実なんだよねえ。僕はそれが何とも情けない。

 最近別のコラムにも書いたんだけれど、あるクルマが売れないとき、その原因は作ったメーカーだけにあるんじゃなくて、僕らユーザー側に大きな問題があるんじゃないかと思うんである。つまり「見る目がない」ってこと。それが70、80年代とかまでならまだ理解できるんだけど、この21世紀ともなるとそりゃあどうなの?と思ってしまうわけだ。

 で、その結果としてステラなんかが出てきてしまうんである。そんなクルマまじめに評論なんかできないし、するべきじゃない。やっぱりステラを作らせてしまった僕らユーザーを語らないとダメでしょう。

 いや、ホントの話、自動車大国の国民として、もっと僕らはちゃんとした目を持とうよ。

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コメント

まいどです。

「ステラ」HPで見た瞬間
「ムーヴ ステラ」?と思っちゃいました(笑)
リヤビューやドアの開閉、シート形状が
あまりに酷似していたので・・・
便利な7速スポーツシフトも無くなってるし
選ぶ理由がそがれているような感じです。

米食国民としては飽きのこないでデザインが
一番でデザインより4人快適に乗れることが
最優先なんでしょう。クルマへの興味が
薄れているのも原因かも。

このままいけばどのクルマも見栄えのしない
「金太郎飴」のようなクルマばかりに・・・
ホント我々が考えねば!

投稿: KsGarage | 2006年6月16日 (金) 10時03分

こんにちは。

結局、日本の美術教育あたりに問題があるんじゃないかと思う今日この頃です。だって、デザイン不在なのはクルマだけじゃないですしね。服や時計とかの身に付けるものから町並みまで、かなりヒドイですよ、この国は。

なーんて言うと、「この雑然さが日本の特徴なんだ」的な反論がすぐ来るんですけどねえ・・・。

投稿: すぎもとたかよし | 2006年6月17日 (土) 18時11分

MAG-X連載毎月読んでいます。徳大寺巨匠インタビューも別に悪くはなかったし、「別の出版社から『間違いだらけ』を出す」と聞き出したのは、スクープでは、と思いました。で、ステラなのですが、外観には一見明白に「オペル入ってる」と思いました。私はオペル歴9年。間違ってはないと思うのですが…。かつてオペル・アストラ(旧型)とカローラ・フィールダーも似てると思いましたが。オペルが撤退したのもユーザーの責任でもあるか…ま、そうかもしれなません。しかしGMAPの値付けが高すぎたとも思います。旧アストラに乗っていた頃、ヤナセのセールスに「新型アストラ、いかがですか」と奨められ試乗もした(させられた)のですが、費用対効果を考えると購入に踏み切れず結局ルノー・カングーを買いました。横幅の拡大も無視できなかったし。アストラ、日本語に訳せばカローラかシビックか、のような車に1760ミリもの横幅がいるのか。車はモデルチェンジごとに大きくなっていきますが、道はそれにつれて大きくなってくれるわけではありません。車が長く広くなることを喜ばないユーザーがいることも、メーカーは分かってほしいなあ。

投稿: 優路 | 2006年7月 7日 (金) 02時44分

優路さん、はじめまして。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

ステラにGM入っているという発想はなかったですが、面白い見方ですね。たしかにライト回りとか、近いかもしれません。
先代アストラとカローラについても見当違いではないかもしれませんね。僕は先代アストラにイタルデザインの匂いを感じるのですが、カローラというクルマとイタルはかなり長い関係があるのは事実だそうです。

オペル撤退は売る方にも買う方にも原因があるのでしょうね。オペルは欧州では大衆車ですから、これを日本で高級車扱いで売るのは無理でしょう。先代ヴィータがドラマの影響でバカ売れしましたが、あれは150万円台という価格設定も影響したと思います。

しかし、カングー、いいですね。

投稿: すぎもとたかよし | 2006年7月 7日 (金) 23時46分

すぎもとさん、お返事ありがとうございます。
かつてのドラマで赤いヴィータが有名になったころ、なぜヤナセなどがその「尻馬に乗らなかった」のか、非常に疑問でした。常盤貴子をCMに起用して「優しいヴィータ」とか言わせておけば、今回のような撤退という悲劇は免れたのかも…。
おほめに与ったカングーは、形状、サイズ、費用対効果などを考えた選択肢の中では悪くはないのですが、絶対評価としてはいろいろと不満も。ATと燃費さえなんとかなれば人様におすすめできるのですが、現状ではちょっと。でも愚妻によると、セールスのおじさんはうちに来て「おかげさまで好評です」とか言って上機嫌だったそうです。もしかしたら売れているのかもしれません。
先日会った旧知のヤナセのセールスは、Bクラスが売れているようなことを言っていましたが、半信半疑といったところ。私の住んでいる近辺でオペルを見かけることはあっても、Bクラスを路上で見かけたことなどまだ1度もないのですから。しかし港北のオペル専売店など、どうなっているのでしょうね? オペルGT or サターン・スカイ、日本に入れてほしかったのですが。ゴーンさん、なんとかなりませんか(笑)。

投稿: 優路 | 2006年7月 9日 (日) 01時56分

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